2026.07.28
火曜
大型買収(Amica/Barchester/HC-One)が業績を急伸、FFO・NOIが大幅増。通期の定量ガイダンスは開示なしも、下期に50億ドル超の追加買収計画を表明
- 総収益は前期比39%増の35.4億ドル(Q2'26)、うちResident fees & servicesが51%増の29.8億ドルと牽引
- 純利益(NICS)はQ2で4.45億ドル(前年比+47%)、6ヶ月累計で11.7億ドル(同+110%)と大幅拡大
- 希薄化後EPS(NICS)はQ2が$0.61(前年$0.45)、6ヶ月累計は$0.85→$1.63に倍増
- FFO(NAREIT定義)はQ2で11.5億ドル(前年比+40%)、1株当たり$1.56(前年$1.24)
- 調整後EBITDAは12ヶ月累積で48.6億ドル、インタレスト・カバレッジ・レシオは6.78倍と健全水準
会社ガイダンス
通期
2026年7月時点で、下期に50億ドル超のシニア住宅買収をクローズ済みまたはクローズ予定であると発表。ただし、四半期・通期の具体的なEPS・FFO・売上レンジ等の定量ガイダンスは本10-Qでは開示されていない。
背景・要因
- 2025年10月に完了したBarchester(約69億ドル)とHC-One(約16億ドル)の大型買収がフル四半期寄与
- 2026年4月に完了したカナダAmica Senior Lifestyles買収(29.5億ドル)も業績を押し上げ
- Seniors Housing Operatingの平均稼働率が前年同期85.6%から87.6%へ上昇(Q2'26)
- Triple-netセグメントで契約上の賃料上昇率が加重平均4.4%と好調
- ATMプログラムを通じ6ヶ月で約45億ドルのエクイティ調達、成長資金を確保
リスク・懸念
- Seniors Housing Operatingの未連結事業体で8.5百万ドルの一時的減損(管理会社の評価減)を計上
- 為替変動(ポンド・カナダドル)によるOCI影響:6ヶ月累計で▲1.39億ドルのその他包括損失
- Genesis社のChapter11破産手続き関連で回収不能リスクのある deteriorated loan を1.25億ドル保有