2026.07.24
金曜
記録的な調整後EBITDAとFCFを達成、2四半期連続で通期ガイダンスを上方修正。端末収入減少で売上は微減も、コア事業は構造的に好転。
- モビリティ&ブロードバンドサービス収入は前年比+2.8%の約234億ドル。Q4には約4.0%成長と加速見通し
- ポストペイド電話純増数184,000件(Consumer部門では過去5年間で最高のQ2実績)
- 調整後EBITDAは過去最高の137億ドル(前年比+7.2%)、調整後EBITDAマージンも過去最高の40.1%
- 調整後EPSは1.30ドル(前年比+6.6%)。GAAPベースEPSは0.92ドル(特別損失影響で▲22%)
- フリーキャッシュフローは上半期で102億ドル(前年比+16.0%)、Q2単独では64億ドル(同+24.4%)
会社ガイダンス
次四半期
2026年第3四半期のモビリティ&ブロードバンドサービス収入成長率は約3.0%を見込む(Q2実績の2.8%から加速)。
通期
2026年通期: モビリティ&ブロードバンドサービス収入成長率2.5〜3.0%(Q4には約4.0%に加速)。調整後EPS 4.99〜5.04ドル(前年比+6.0〜7.0%)。営業キャッシュフロー成長率約2.0〜4.0%。フリーキャッシュフロー成長率9.0〜10.0%。設備投資160〜165億ドル。小売ポストペイド電話純増数は75万〜100万件のレンジの上限半分程度(2025年実績の約2〜3倍)。自社株買い目標は最大45億ドルに拡大。
背景・要因
- 端末収入が約20%(12億ドル超)減少したことで総収入は0.7%減の343億ドル。アップグレード数の減少と端末補助金削減が要因
- 特別損失(事業売却に伴う損失7.46億ドル、資産合理化2.58億ドル、人員整理3.97億ドルなど計18億ドル税前)がGAAP純利益を圧迫
- 低解約率と改善した顧客単位経済(unit economics)により調整後EBITDAは過去最高を達成
リスク・懸念
- 競争激化による価格・プロモーション圧力、ネットワーク品質競争
- インフレ・金利変動・貿易政策変更などマクロ経済リスク
- サイバー攻撃やネットワーク障害による財務・レピュテーションへの影響
- 多額の有利子負債(総負債1,652億ドル)と格付け悪化リスク
- AI関連設備投資の効果が計画通りに得られないリスク