2026.01.30 · 金曜
2025年好調で通期ガイダンス引き上げ、モーメンタム継続で2026年も成長加速を計画
- 2025年度売上138.2億ドル(前年比2.5%増)、調整EPS 4.71ドル(前年比5.9%増)で好調に終了。第4四半期の総純増加数は100万件超え(2019年以降最高)で、ポストペイド携帯電話では61.6万件の純増
- 2026年通期見通し:調整EPS 4.90~4.95ドル(前年比4.0~5.0%成長)、携帯・ブロードバンド双方のサービス売上成長2.0~3.0%(約93億ドル)。フリーキャッシュフロー21.5億ドル以上で2020年以来の最高水準を計画
- Frontier買収により光ファイバー接続が3,000万戸超に拡大。固定無線アクセス(FWA)ネット増加31.9万件で加入者ベース570万超に。光インターネット(Fios)は第4四半期で純増6.7万件(2020年以降最高)
- 営業キャッシュフロー37.1億ドル(前年比0.6%増)、フリーキャッシュフロー20.1億ドル(前年比1.5%増)で堅調。2026年度は営業キャッシュフロー37.5~38.0億ドル、資本支出16.0~16.5億ドル(光ファイバー敷設最低200万戸)を計画
- 調整EBITDA 50.0億ドル(前年比2.5%増)。ネット無担保債務は110.1億ドルで前年同期比3.2%減。借入金/調整EBITDA比率は2.2倍で改善
会社ガイダンス
通期
2026年度通期見通し:調整EPS 4.90~4.95ドル(前年比4.0~5.0%成長)。携帯・ブロードバンド両事業のサービス売上成長2.0~3.0%で約93億ドル。ワイヤレス・サービス売上は成長率がほぼ平坦(sustainable volume-based growth への転換)。営業キャッシュフロー37.5~38.0億ドル。資本支出16.0~16.5億ドル(光ファイバー敷設ペース最低200万戸含む)。フリーキャッシュフロー21.5億ドル以上で2020年以来最高水準、前年比約7.0%以上成長を見込む。リテイル・ポストペイド携帯電話の純増加数目標75~100万件(2025年実績の約2~3倍)。Frontier買収の2026年1月20日クローズを含む数値。
背景・要因
- Frontier買収の完了により光ファイバー足跡が大幅拡大(3,000万戸超)。固定無線アクセス加入者の増加による多角化推進
- 携帯電話ポストペイド純増加(61.6万件)が2019年以降最高を記録。競合対抗策の強化と顧客獲得の加速
- ワイヤレス機器売上が前年比9.1%成長(8.2億ドル)。スマートフォン販売および5G転換の継続
- CEO Dan Schulmanの『勝利宣言』に基づく経営改革(「過去100日間のマインドセット転換」)による企業文化・スピード改善
- 光ファイバー・FWA の多角化により自社設備ベースの営業拡大。内部成長に加えてFrontier統合を通じた規模の経済
リスク・懸念
- 競争圧力:価格・プロモーション・ネットワーク品質における競合対抗。消費者嗜好の変化への対応
- 技術進展への対応:AIを含む技術開発の活用遅れと競合との技術差
- 事業戦略の実行リスク:企業変革イニシアティブの遅延または予期された便益の未達成
- 景気低迷・金利上昇:米国・国際経済の悪化、インフレーション、変動金利環境
- サイバーセキュリティ脅威:ネットワーク・システムへの攻撃による財務・評判リスク
- サプライチェーン断絶:主要仕入先・ベンダーの供給途絶(地政学的要因・自然災害含む)
- 労務コスト上昇・人材確保:労働市場の悪化に伴う費用増加と人員確保難
- 重債務:多額の未償還債務と信用格付け悪化のリスク、融資コスト上昇の可能性
- M&A統合リスク:Frontier買収などの戦略的取引における予期された節減・シナジー未達