2026.07.30
木曜
大幅増益で絶好調、全3セグメントで過去最高級の利益。精製・再生可能ディーゼル・エタノールすべてが急回復。ガイダンスは明示なし
- 2026年第2四半期の純利益は37億ドル(1株当たり12.62ドル)で、前年同期の7億1400万ドル(2.28ドル)から約5.2倍に急拡大
- Refiningセグメント営業利益は45億ドル(前年同期12.7億ドル、約3.5倍)。製油所処理量は日量300万バレルを維持
- Renewable Dieselセグメントは営業利益7.17億ドルで、前年同期の営業損失7900万ドルから黒字転換。販売量は日量383万ガロン
- Ethanolセグメント営業利益は3.18億ドル(前年同期5400万ドル、約5.9倍)。生産量は日量467万ガロン
- 営業キャッシュフローは56億ドル。株主還元は26億ドル(調整後営業CFの59%)。四半期配当を1.20ドルに引き上げ
背景・要因
- 精製マージン急伸:Brent原油価格が前年同期の66.59ドルから97.06ドルに上昇する中、製品マージン(CBOBガソリン対Brent、ULSD対Brent)が全地域で大幅拡大
- USGC地域で精製マージンがバレル当たり24.42ドル(前年11.78ドル)、北大西洋で22.02ドル(前年13.20ドル)と過去最高級
- Renewable Dieselの原料コスト低下とRINクレジット価格上昇(6.14→13.78ドル/バレル)がDGDの収益性を改善
- エタノールマージンも1ガロン当たり1.15ドル(前年0.52ドル)と倍以上に拡大
- 前年同期はベニシア・ウィルミントン製油所の減損損失11.3億ドルを計上していた反動も寄与
リスク・懸念
- ベニシア製油所の段階的アイドリング完了に伴うLIFO棚卸評価の影響(第2四半期は4400万ドルの便益)が今後も継続する可能性
- ポートアーサー製油所での火災関連費用1500万ドルを計上。安全運転リスク
- 加州における低炭素燃料規制や関税を含む規制・政治リスクへの言及(Safe Harbor声明内)
- 地政学的緊張やインフレ、原油・石油製品の需給混乱がマージンに悪影響を与える可能性