2026.10.22
木曜
増収増益で過去最高の売上・営業利益・純利益、EPS16%増。燃料高がORを押し上げるも通期ガイダンスは据え置き
- 売上高は前年同期比15%増の72億ドル。燃料サーチャージ上昇、輸送量6%増、コア料金値上げ、その他収入増が寄与し、一部はビジネスミックスで相殺
- 希薄化後EPSは3.49ドル(前年3.01ドル)で16%増、調整後EPSは3.53ドル(前年3.08ドル)で15%増。純利益は21億ドル(前年18億ドル)で16%増、調整後純利益も15%増
- 営業費用は前年比15%増の42.5億ドル、営業利益は29.4億ドル(15%増)。報告ベースの営業利益率(OR)は59.1%と10bp改善、調整後ORは58.8%で30bp改善。ただし燃料価格上昇がORを140bp悪化させた
- 燃料サーチャージを除く貨物収入は6%増。部門別ではインター��ーダル収入が21%増、エネルギー・特殊品が18%増、金属・鉱産物が13%増、農産品が11%増と伸びた一方、グランド&グラン��ルはカールロード増でも収入は5%減
- 設備稼働は過去最高水準。従業員生産性は従業員1人当たり車両マイル1,219(5%改善)、列車長は2%増、燃費効率(1,034ガロン/千総トンマイル)は2%改善、ターミナル滞留時間は19.9時間で2%改善
会社ガイダンス
通期
2026年通期見通しは投資家デー目標に沿って順調。①力強いサービスで増加する顧客需要に対応(経済見通しは混在)、②報告ベースEPS成長率はハイシングルディジット(2027年までの3年CAGRハイシングル〜ローダブルディジット目標と整合)、③料金上昇額はインフレ額を超過、④業界トップの営業利益率と投下資本利益率、⑤強いキャッシュ創出力と継続的な増配を維持。一方で、コア事業によるOR改善は見込むものの報告ベースORは高燃料価格の影響を受けるとし、設備投資計画は35億ドル。
背景・要因
- 燃料サーチャージの増加と輸送量6%増、コア料金値上げ、その他収入増が売上15%増を牽引
- 燃料価格上昇が営業利益率(OR)を140bp悪化させ、調整後ORの改善幅を圧縮
- 買収関連費用(ノーフォーク・サザンとの統合関連)22百万ドルを除いた調整後ベースでEPS・ORを表示(前年同期は41百万ドル)
- インター��ーダル・エネルギー・金属鉱産物など複数部門で輸送量増加、一方グランド&グランルは輸送量減少と平均収入単価低下
リスク・懸念
- Norfolk Southern買収(Transaction)のSTB承認を含む完了時期・条件の不確実性、承認遅延や付帯条件、統合コスト・シナジー実現の遅れ、希薄化、格下げリスク
- 混在した経済見通し(mixed economic forecast)により顧客需要が変動する可能性
- 高い燃料価格が引き続き報告ベースの営業利益率を圧迫
- 東部オハイオ事故に関するNorfolk Southernの環境浄化義務・追加規制・訴訟リスク、サイバーセキュリティやネットワーク障害リスク