10-Q
2026.04.24
金曜
売上19%増・EPS $1.68で市場回復を確実に反映、アナログが牽引。Silicon Labs買収を発表もクロージングは2027年前半見通し
- 売上高は$4,825M(前年同期比+19%、前期比+9%)。特に産業向けとデータセンター向けが成長を牽引。
- GAAP EPSは$1.68(前年同期$1.28)。純利益$1,545M(前年$1,179M)。
- 粗利率は58.0%(前年56.8%から改善)。粗利益は$2,799M(前年比+21%)。
- Analogセグメント売上は$3,924M(前年比+22%)、営業利益率41.7%。Embedded Processingは$723M(同+12%)、営業利益率16.9%に急改善。
- フリーキャッシュフロー(Non-GAAP)は直近12ヶ月で$4,351M(前年$1,715Mより+154%)。設備投資はQ1で$676M、CHIPS Actから$555Mの直接資金受領。
会社ガイダンス
通期
2026年の設備投資は約$2B〜$3Bを見込む。CHIPS Actからの直接資金(上限$1.6Bのうち$630M受領済み)と35%の投資税額控除(ITC)の継続的な恩恵を想定。ただし、具体的な売上・EPSガイダンスは開示されていない。
背景・要因
- Analog(特にSignal Chain)とEmbedded Processingの両方で需要が回復・増加。産業・データセンター市場が牽引。
- 全体的なアナログ・組み込み半導体市場の回復サイクルが継続。在庫水準(在庫日数209日)も前四半期222日から適正化。
- 粗利率改善は売上増加による固定費吸収効果。ただし設備拡張に伴う製造コスト増が一部相殺。
- Silicon Labs買収関連費用$17M(企業結合関連費用)がOtherセグメントで発生し営業減益要因。
- OI&E(その他収益)が$47Mと前年$80Mから減少。金利収入の低下が主因。
リスク・懸念
- マクロ経済の不確実性が継続(関税・貿易政策・地政学リスク)。
- 半導体サイクルの変動(需要変動・在庫調整リスク)。
- 大規模設備投資(6年間の高水準設備投資サイクルの終盤)に伴う減価償却費増加と固定費負担。
- Silicon Labs買収の規制当局承認リスク。クロージングは2027年前半見通しで、統合リスクも存在。