2026.05.29
金曜
店舗・デジタルともに好調で既存店売上5.6%増も、前年の一時的な決済和解益の剥落によりGAAPベースの営業利益は22.9%減少。調整後ベースでは増益基調。
- 売上高は254億4,300万ドル(前年比+6.7%)、既存店売上高は+5.6%(客数+4.4%、客単価+1.1%)と好調
- GAAPベース営業利益は11億3,500万ドル(前年比▲22.9%)。ただし前年には5.93億ドルの決済和解益が含まれており、調整後営業利益は29.1%増の11億3,500万ドル
- 調整後希薄化後EPSは1.71ドル(前年比+31.6%、前年調整後は1.30ドル)。GAAPベースEPSは1.71ドル(前年2.27ドル)
- 粗利率は29.0%(前年28.2%)と改善。値下げ率低下や広告収入増が寄与
- デジタル売上高は既存店ベースで+8.9%、売上構成比は20.3%に拡大。Radoundel広告事業が非商品収入を牽引
背景・要因
- 既存店売上高+5.6%(客数+4.4%・客単価+1.1%)が売上増の主要因。全カテゴリーで前年比プラス
- 非商品収入(広告・クレジットカード収益等)が24.6%増。特にRoundelデジタル広告事業が伸長
- 粗利率改善(28.2%→29.0%)は値下げ率低下、広告収入増、サプライチェーンの生産性改善による
- 前年同期の営業利益にはクレジットカード決済和解益5.93億ドル(SG&Aの2.5%ポイント押上げ)が含まれていた反動でGAAPベースは減少
リスク・懸念
- 関税政策の不確実性:中国からの輸入が最大調達源であり、IEEPA関税や新たな追加関税がコスト・価格・消費者需要に影響を与える可能性がある
- IEEPA関税の還付プロセス(CAPEシステム)は開始されたが、まだ重要な金額の還付は受領しておらず、金額やタイミングに不確実性が残る
- ビジネス変革イニシアチブに伴う将来コストの発生可能性があるが、その金額やタイミングは現時点で合理的に見積もれない