2026.07.28
火曜
売上・利益とも減少、Qorvo買収関連費用が重荷。通期ガイダンスの記載なし
- 第3四半期(2026年7月3日締め)売上高は$934.8Mと前年同期$965.0Mから3.1%減少。主要顧客でのシェア低下が主因だが、自動車・データセンター向けが一部を相殺
- 第3四半期GAAPベースEPSは$0.22(前年$0.70)、純利益は$33.9Mと前年$105.0Mから67.7%減少。粗利率も40.1%に低下(前年41.6%)
- 9ヶ月累計売上は$2,913.9Mで前年比2.4%減。営業利益は$194.4M(前年$389.0M)、純利益は$148.7M(前年$335.7M)と大幅減益
- Qorvo買収関連のトランザクション費用によりSG&Aが大幅増加(3Q: $98.7M、前年$89.3M)。リストラ費用も$19.8M(前年$1.5M)に急増
- 期末現金等は$813.8Mと減少。$500Mの1.80%社債を償還し、$750Mのリボルビング・クレジット枠は引出し残高ゼロ
背景・要因
- 主要顧客における市場シェア低下が売上減少の主因
- 自動車・データセンター向け製品需要が増加し一部を相殺
- Qorvo買収関連の専門サービス費用増加がSG&Aを押し上げ
- 施設統合・閉鎖に伴うリストラ費用$19.8Mを計上
- 金利収入の減少によりその他収益が減少
- 不利な製品ミックスが粗利率を圧迫
リスク・懸念
- Qorvo買取(Merger)の完了時期不確実性:FTCからのセカンドリクエスト審査継続中、年内クロージングを期待するが確約なし
- Denso特許訴訟は解決済みだが、証券クラスアクション訴訟が係属中(申立棄却の申立ては却下され審理継続)
- IRSによる2024年度連邦税申告の調査が開始されたばかりで影響は未評価
- 在庫が$1,015.5Mと前期末$754.7Mから大幅増加。在庫滞留リスク
- 配当停止:7月28日取締役会はQorvo買収に伴い将来の四半期配当を宣言しないことを決定