10-Q
2026.02.25
水曜
Ansys買収効果で売上66%増も、のれん償却・リストラ費用・金利負担でEPSは大幅減、Design IPセグメントは減収減益
- 売上高は24.1億ドル(前年同期比+66%)。Ansys貢献が8.86億ドル
- GAAPベースの営業利益は2.03億ドル(前年同期2.52億ドルから▲19%)。のれん償却費4.04億ドル(前年同期0.13億ドル)、リストラ費用1.18億ドルが重石
- Synopsys帰属純利益は0.65億ドル(同2.96億ドルから▲78%)。希薄化後EPSは0.34ドル(同1.89ドル)
- Design Automationセグメントの調整後営業利益率は47%(前年同期40%から改善)。一方Design IPセグメントは調整後営業利益率16%(同29%から悪化)、調整後営業利益は6,610万ドル(同1.27億ドルから▲48%)
- バックログ(未履行契約)は113億ドル。うち非取消可能FSAコミットメント19億ドルを含む
背景・要因
- Ansys(2025年7月買収完了)の売上貢献:8.86億ドル(時間ベース0.78億ドル、 upfront製品3.83億ドル、メンテナンス4.04億ドル)
- 買収に伴うのれん償却費の急増:合計4.04億ドル(前年同期0.13億ドル)
- リストラ費用1.18億ドル(2026年リストラ計画に関連する人員削減)
- 金利費用1.63億ドル(前年同期0.11億ドル)。Senior Notes発行による借入金増加
- Design IPセグメントの減収(前年同期比▲6%)。リソース再配分の影響
リスク・懸念
- Design IPセグメントの低迷が継続する可能性。リソース再配分策の効果が不透明
- 米中貿易摩擦・輸出規制(BISエンティティリスト等)の強化が中国ビジネスに影響を与えるリスク
- マクロ経済の不確実性(関税・金利上昇・地政学リスク)が顧客の支出延期やFSA引出遅延を招くリスク
- Ansys統合のリスク:期待したシナジーが実現しない、統合コストが想定を上回る可能性
- 訴訟リスク:Design IPセグメントの業績に関する株主代表訴訟(クラスアクション)が係属中