2026.05.29
金曜
Snowflake FY2027 Q1(2-4月)は売上33%増、純損失縮小も増収ペース減速。Observe買収の寄与とマクロ不透明感が焦点
- 売上高は14億ドル(前年同期比33%増)。うち製品売上は13.3億ドル(同34%増)と好調を維持。
- 純損失は2.96億ドル(前年同期4.3億ドルの損失)と改善。1株当たり損失は$0.86(前年$1.29)。
- Net Revenue Retention Rateは126%と前四半期(125%)から微増し、既存顧客の消費拡大が継続。
- 残存履行義務(RPO)は約92億ドル。このうち約50%が今後12ヶ月以内に収益認識される見込み。
- フリーキャッシュフロー(非GAAP)は2.33億ドルと黒字を維持。営業キャッシュフローは2.43億ドル。
背景・要因
- 既存顧客のプラットフォーム消費拡大(Net Revenue Retention Rate 126%)が製品売上の主な成長要因。
- Observe社買収(2026年2月完了)が売上に寄与したが、買収関連費用も発生。
- 前年同期に計上したSan Mateoオフィス物件の減損損失1.07億ドルが剥落し、販管費が大幅減少。
- 戦略的投資の評価損が前年の3,000万ドルから約950万ドルに縮小(含み損改善)。
リスク・懸念
- マクロ経済の不確実性により、顧客の予算合理化・消費最適化・契約期間短期化が継続するリスク。
- AI技術への多額投資の成果が不透明。競合(AWS/Azure/GCP等)に比べてAI戦略の優位性を確保できるか不確実。
- 複数の証券集団訴訟およびデータ漏洩関連の集団訴訟(多地区連結訴訟等)に直面しており、巨額の損害賠償リスクがある。
- クラウドインフラ契約(AWS/Azure/GCP)への依存。2026年4月に5年間で最低累計60億ドルの支出を約束する契約を締結。
- 株式報酬が売上高の29%を占め(前年36%から改善も依然高水準)、赤字継続の大きな要因。