2026.05.11
月曜
108-qubitシステム全面稼働、売上は前年比3倍に拡大も本業の営業損失は拡大。GAAPベースではデリバティブ評価益で純利益計上するも、非GAAPベースでは赤字継続
- 売上高: 440万ドル(前年同期比約199%増、前年同期147万ドル)— Novera QPUのオンプレ販売が成長を牽引
- GAAP純利益: 3,310万ドル(前年同期4,262万ドル)— ただしこれは主にデリバティブワラント負債の公正価値変動による約5,370万ドルの評価益。実態を示す非GAAPベースでは純損失1,470万ドル(前年同期1,531万ドル)とほぼ同水準の赤字
- 営業損失: 2,595万ドル(前年同期2,163万ドル)— 研究開発費・販管費ともに増加し損失拡大
- 現金・現金同等物・短期投資: 5億6,900万ドル(前期末5億8,980万ドル)— 無借金で強固なバランスシート維持
- 粗利: 137.8万ドル(売上高の31.3%)、前年同期44.2万ドル(30.0%)から改善
背景・要因
- 売上成長の主因は、108-qubit Cepheus-1-108Qシステムの一般提供開始によるクラウド経由のアクセス拡大に加え、サスカチュワン大学向け9-qubit Novera QPUのオンプレ出荷完了による販売計上
- GAAP純利益の計上は、デリバティブワラント負債の公正価値評価減(5,370万ドル)という非現金項目が大きく影響。非GAAPベースでは赤字継続
- 営業費用増加は研究開発費(約1,996万ドル→前年同期1,546万ドル)および販管費(約737万ドル→前年同期662万ドル)の双方で人員・技術投資が拡大したため
リスク・懸念
- 具体的な業績ガイダンスや将来の収益見通し数値は今報告書では開示されていない
- フォワードルッキングなリスクとして、技術ロードマップ達成能力、顧客による注文キャンセル・納期遅延リスク、政府調達・資金調達の不確実性、競争激化などが挙げられている