2026.05.04
月曜
Q1増収・利益は想定上振れ、通期見通し据え置き。DTC黒字化進む一方、TV Mediaは減収もコスト管理でマージン改善。WBD買収はQ3完了に向け前進
- 売上高 $7.3B(前年比+2%)、営業利益 $616M(8%マージン)、Adj. EBITDA $1.2B(16%マージン、前年比+59%)と想定上回る収益性
- DTC売上 $2.4B(前年比+11%)、Paramount+売上+17%(ARPU+14%)、DTC Adj. EBITDAは$251M(10%マージン)と前年▲$4Mから黒字化
- TV Media売上 $3.7B(前年比▲6%)も、Adj. EBITDAは$1.1B(29%マージン、前年は24%)とコスト抑制でマージン改善
- Studios売上 $1.3B(前年比+11%)、Scream 7がシリーズ最高興収$200M超を記録
- 通期ガイダンス据え置き:売上 $30B(前年比+4%)、Adj. EBITDA $3.8B(12.7%マージン)
会社ガイダンス
次四半期
Q2'26: 売上 $6.75B〜$6.95B(前年比▲1%〜+1%)、DTCとStudios成長がTV Media減少を一部相殺。Adj. EBITDA $0.9B〜$1.0B(中間値で13.9%マージン)、株式報酬約$75M。Paramount+純加入者は戦略的ハードバンドル離脱(約200万人)によりフラット近辺
通期
2026年通期: 売上 $30B(前年比+4%)を再確認、Adj. EBITDA $3.8B(12.7%マージン)。フリーキャッシュフロー転換率は約5%(変革費用$800M控除前)。DTCはサブスク・広告収入の成長加速、Studiosはライセンス収入増でセグメント利益増、TV Mediaは安定から改善のマージン見通し
背景・要因
- DTC成長はParamount+のARPU上昇(値上げ効果)と2%の純加入者増が牽引、ただし戦略的ハードバンドル離脱(100万人超)が純増数を抑制
- Studios増収はScream 7の好調な興行とSkydanceライセンス収入の統合効果
- TV Mediaの減収は広告▲6%とアフィリエイト▲6%が原因(ペイTV加入者減少と国際事業撤退の影響)、一方でコスト削減がマージンを押し上げ
- Q1のAdj. EBITDAは前年比59%増と大幅改善、内容資産の会計基準変更による費用減少も寄与
リスク・懸念
- ペイTV加入者減少によるTV Mediaアフィリエイト収入の継続的な構造的減少
- 通期の変革コスト($800M規模)とQ2の変革費用数億ドルがフリーキャッシュフローを圧迫
- WBD買収に関する規制承認の遅延リスク、および買収完了前に条件が満たされないリスク
- 2026年の劇場興行は前年比で大幅減収の見通し(Mission: Impossibleの反動など)