2026.07.09
木曜
前年同期の評価損反動で増益率が大きく膨らむ。実質ベースの成長は緩やか、通期ガイダンスの開示なし
- 【第2四半期(12週間)】売上高 241.8億ドル(前年比+6.4%)、営業利益 40.2億ドル(同+125%)、調整後EPS 2.20ドル(同+4%)
- 【上半期(24週間)】売上高 436.2億ドル(同+7.3%)、営業利益 72.4億ドル(同+65%)、調整後EPS 4.12ドル(同+6%)
- 前年同期にRockstar・Be & Cheeryブランドで約19億ドルの評価損を計上した反動でGAAPベースの増益率が大きく膨らんだ
- 北米 beverage(PBNA)は有機ベースで数量2%減も、poppi買収効果と値上げで報告売上は+7%
- 国際事業(IB Franchise・EMEA・LatAm Foods・Asia Pacific Foods)は為替・価格・数量いずれも堅調で二桁増収を達成
- フリーキャッシュフローは11.7億ドル(前年同期は-3.4億ドル)と大幅改善。2026年の株主還元総額は約89億ドル(配当79億ドル+自社株買い10億ドル)見通し
背景・要因
- 前年同期のRockstar/Be & Cheeryブランド19億ドル評価損の反動でGAAP営業利益が+125%と大きく膨らんだ
- 北米以外は全セグメントで為替が追い風(全体で+3%ptの増収効果)。特にメキシコペソ・ロシアルーブル高が寄与
- 北米Beverage(PBNA)は有機数量2%減だが、poppi買収効果と効果的な値上げが報告売上を押し上げた
- Asia Pacific Foodsは数量+10%と大幅成長。インドと中国が牽引し、原材料(じゃがいも・包装材)コスト低下も追い風
- 全社的な生産性向上策(2019 Productivity Plan)が継続的にコスト削減に貢献
- OECDミニマムタックス(15%)の各国導入が実効税率を押し上げ(第2四半期22.0%、前年18.6%)
リスク・懸念
- 国際事業の為替リスク(トルコリラ下落など)。ロシアは連結売上の5〜6%・現金の21%を占める
- 米国関税(IEEPA関税の一部無効判決後の還付請求は不確実。新たな追加関税の可能性も)
- OECDグローバルミニマムタックス(15%)のさらなる拡大による税金コスト増加
- 北米Beverage数量減少(NCB-4%、CSD-3%)。小売環境変化・PBブランドとの競争激化
- 地政学的リスク(中東紛争・ロシア・ウクライナ・トルコ等)によるサプライチェーン混乱と投入コスト上昇
- 気候変動関連規制(温室効果ガス排出規制・炭素価格制度)による追加コスト・投資負担