2026.05.07
木曜
ApolloとのJV組成や旺盛な投資活動でポートフォリオ拡大続くも、純利益は減価償却・減損費用が重荷に。1株当たりAFFOは前年比6.6%増と堅調
- 総収益 15.5億ドル(前年同期比+12.2%)、純利益 3.21億ドル(同+27.6%)。希薄化後1株当たり利益 $0.33(同+$0.05)
- 2026年1-3月期に総額28億ドル(持分ベース26億ドル)の投資を実行(194物件・不動産開発・JV・ローン等)。加重平均初回キャッシュ利回り 7.1%
- 3月末にApolloとJVを組成し10億ドルの戦略的資本調達(49%権益)。GICとは15億ドル超の開発JVを設立
- AFFO(調整後FFO)は約10.6億ドル、希薄化後1株当たり$1.13(前年比+6.6%)。配当カバレッジ比率71.7%
- ポートフォリオ全15,571物件、稼働率98.9%(前年同期98.5%)。加重平均残存リース期間8.7年、投資適格グレード入居者の割合32.0%
背景・要因
- ローン・優先株投資からの金利・配当収入が7,011万ドルと前年比+$3,538万(+102%)に急伸、クレジット投資の拡大が収益を牽引
- 不動産買収(欧州が中心)により賃料収入(経費精算除くベース)が13.4億ドルと前年比+$1.18億(+9.6%)増加
- 減損費用は1.29億ドル(前年1.17億ドル)。うちクレジットロス引当金が$3,910万(前年$1,917万)と拡大。大口の融資実行に伴う初期引当が主因
- M&A・その他費用が$1,079万(前年$28万)と急増。ファンドの資金調達手数料や買収関連費用による
- 一般管理費は$5,889万(前年比+$1,484万、+33.7%)。人材・プラットフォームへの投資継続
リスク・懸念
- マクロ経済・地政学リスク:金利・為替変動、インフレ、世界貿易政策の変化が入居者の事業や当社の資金調達コストに影響を与える可能性
- レジリエンスリスク:入居者の債務不履行・破綻による賃料未収と減損の増加リスク(空室物件や売却予定物件で減損を計上継続)
- 為替変動リスク:英国ポンド・ユーロ建て資産・負債の為替変動により、当期は$1,702万の為替・デリバティブ損失を計上
- クレジット投資リスク:ローン残高が27.2億ドルに急増。$3.9億超の未引出融資コミットメント残存。不履行時の信用損失リスク