2026.04.23
木曜
売上22%増・非GAAP営業利益26%増も、Veza買収などで粗利率悪化・EPSは横ばい。通期見通しに関する具体的ガイダンスは開示なし
- 総売上高は37億7,000万ドル(前年同期比22%増)。内訳はサブスクリプション売上が36億7,100万ドル(同22%増)。
- GAAPベースの営業利益は5億300万ドル(同12%増)。非GAAPベース(株式報酬・買収関連費用等除く)では11億9,900万ドル(同26%増)と大幅改善。
- GAAPベースの純利益は4億6,900万ドル(同2%増)。希薄化後EPSは0.45ドルで前年とほぼ横ばい。
- 残存履行義務(RPO)は277億ドル(前期比25%増)、うち12ヶ月以内認識分のcRPOは46%で23%増。
- フリーキャッシュフロー(非GAAP)は16億6,500万ドル(同13%増)。営業CFは16億7,000万ドルで前年同等。
背景・要因
- サブスクリプション売上増加は新規・既存顧客の購入拡大による。
- 営業利益率が低下した主因は、Veza(約12億ドル)・Moveworks(約24億ドル)等の買収に伴う株式報酬増加(5億5,800万ドル、前年比19%増)および無形資産償却費増加。
- サブスクリプション粗利率は78%(前年81%から3ポイント低下)。クラウドサービス費用増・買収無形資産償却が圧迫。
- その他収益が前年同期の△1,100万ドルから8,200万ドルに改善。戦略的投資の未実現評価益が主因。
- 自社株買い(ASR含む20億ドル超)を積極実施。一方でVeza買収などで投資活動のキャッシュ流出が拡大。
リスク・懸念
- グローバルな地政学的対立・関税・インフレ・金利変動などのマクロ経済不確実性がビジネスに影響を及ぼす可能性がある。
- 米陸軍CIOの雇用を巡るコンプライアンス問題で、米国司法省が調査中。COO辞任に至ったが、今後の展開は不透明。
- Armis社買収(4月20日完了、約78億ドル)に伴う財務影響・統合リスク。
- プロフェッショナルサービス部門の粗利率が△21%(前年△8%)と悪化。人件費・パートナー費用が売上を上回るペースで増加。