2026.07.23
木曜
Armis/Veza買収で売上急伸も粗利悪化、EPS減少。ガイダンス記載なし
- 2026年Q2(4-6月期)の総売上は$3,987M(前年比+24%)、サブスクリプション売上$3,877M(同+25%)と堅調。
- EPS(希薄化後)はQ2 $0.29(前年$0.37)と減少。6ヶ月累計でも$0.74(前年$0.81)。
- サブスク粗利率はQ2 73%(前年80%)、6ヶ月累計75%(前年81%)と悪化。買収に伴う無形資産償却増が主因。
- RPO(残履行義務)は$29.0B、cRPO(12ヶ月以内認識分)はその46%。前年比それぞれ21%増。
- 4月にArmis(約$7.6B)・3月にVeza(約$1.2B)を買収。これによりのれんが$3,578M→$9,837Mに急増。
背景・要因
- Armis(サイバーセキュリティ)とVeza(IDガバナンス)の大型買収完了により、無形資産償却費がQ2で$219M(前年$25M)に急増し、粗利率・営業利益率を押し下げ。
- プロフェッショナルサービス部門がQ2 赤字(粗利-26%、前年+3%)。人件費・パートナー費用増が収益を上回る。
- 戦略的投資の未実現評価益$360M(6ヶ月)がその他収益を押し上げたが、新規発行社債の利払い増が一部相殺。
- 為替変動の影響は軽微。6ヶ月累計でサブスク売上に与えた影響は約$138Mのマイナス(ヘッジ前ベース)。
リスク・懸念
- 米国陸軍CIOの採用を巡る政府契約コンプライアンス問題。DOJが調査中で、経営幹部が辞任。今後の制裁・制裁措置リスクあり。
- 買収統合リスク。Armis・Veza・Moveworksの統合が計画通り進まない場合、のれん減損の可能性。
- マクロ経済(金利・インフレ・関税)不確実性。ただし現時点では事業への重要影響は認識されていない。