2026.07.21
火曜
受注高が過去最高の1,050億ドルに、売上・EPSガイダンスを上方修正。センチネルなど大型案件が好調
- Q2売上高は109億ドル(前年比+5%)、4セクター全てで増収。Aeronautics Systemsが+13%と牽引
- 純受注は200億ドル、バックログは過去最高の1,047億ドルに拡大
- 希薄化後EPSは7.68ドル(前年は8.15ドル)。減益は前年の訓練事業売却益1.04ドルの剥落が主因
- 営業利益率は10.1%(前年13.8%)。セグメント営業利益率は10.6%(前年11.8%)
- 調整後フリーキャッシュフローは9.43億ドル(前年比+54%)。営業キャッシュフローも47%増加
会社ガイダンス
通期
2026年通期ガイダンス:売上 437.5億〜442.5億ドル(従来435〜440億ドルから+2.5億ドル上方修正)。MTM調整後EPS 28.60〜29.10ドル(従来27.40〜27.90ドルから+1.20ドル上方修正)。セグメント営業利益 48.5億〜50億ドル、調整後FCF 31億〜35億ドルは据え置き。セグメント別売上目安:Aeronautics Systems約140億ドル、Defense Systems中〜高80億ドル、Mission Systems高120億ドル、Space Systems約110億ドル
背景・要因
- Aeronautics SystemsはB-21やE-130J TACAMOの生産増で13%増収
- Defense SystemsはSentinelの継続的な生産拡大とIBCSポートフォリオの増加で5%増収も、AARGM-ERとSiAWで6,800万ドルのEAC下方修正が響き営業利益38%減
- Mission Systemsは海洋システム、F-35、搭載型レーダーが好調で営業利益+14%
- Space SystemsはCRSミッション増とGPI・GMD WSの増加で+4%増収も、GEM 63XLで9,100万ドルのEAC悪化で営業利益-16%
- 税引前利益減も実効税率が6.3%(前年17.7%)に急低下(IRSへの税務申告関連の不確実な税務ポジション再測定)がEPS下支え
リスク・懸念
- Defense SystemsでAARGM-ERの生産コスト増とSiAWの開発・認定コスト増(6,800万ドルのEAC悪化)
- Space SystemsでGEM 63XLの完成コスト増(9,100万ドルのEAC悪化)
- マクロ経済によるインフレ圧力、労働力不足、サプライチェーン課題がコストに影響
- 政府閉鎖や債務上限問題による支出遅延リスク(ガイダンスは長期閉鎖を想定せず)