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2026.04.21
火曜
好調な第1四半期、前年のB-21損失引当金の反動でEPS急伸。通期ガイダンス据え置き、B-21生産拡大・センチネル加速など国防需要が堅調
- 売上高は前年比4%増の99億ドル(有機的成長は5%増)、航空機システム部門が17%増と牽引
- 希薄化後EPSは6.14ドル(前年3.32ドルから85%増)。前年に計上されたB-21の4.77億ドル損失引当金の反動が主因
- セグメント営業利益率は6.0%→10.8%へ大幅改善(前年のB-21損失影響の剥落)
- 純受注額は98億ドル、受注残は960億ドルと高水準を維持。B-21・F-35・赤外線対抗措置プログラムなどが寄与
- フリーキャッシュフローは前年同様に△18億ドル。四半期のキャッシュフローは下半期に偏重する季節パターン
会社ガイダンス
通期
2026年通期ガイダンスは全て据え置き(発表日2026年4月21日時点)。売上435億〜440億ドル、セグメント営業利益48.5億〜50億ドル、MTM調整後EPS 27.40〜27.90ドル、フリーキャッシュフロー31億〜35億ドル。セグメント別では、航空機システム売上130億ドル台半ば(営業利益率9%台前半〜中盤)、防衛システム売上80億ドル台半ば〜後半(営業利益率約10%)、ミッションシステム売上120億ドル台後半(営業利益率14%台後半)、宇宙システム売上約110億ドル(営業利益率約11%)。
背景・要因
- 航空機システム部門: B-21の生産能力拡大合意・生産レート増加(試験資産売却含む)、E-130J TACAMOプログラムの立ち上がりで売上17%増
- 前年同期のB-21損失引当金4.77億ドルが剥落し、セグメント営業利益89%増(5.04億ドル増)に大きく貢献
- 防衛システム部門: センチネル(ICBM後継)の生産加速・戦術固体ロケットモーター・統合戦闘指揮システムが増収に寄与
- 宇宙システム部門: NGIプログラムの終了に向けた作業縮小で売上3%減、GEM 63XLの打ち上げ異常に伴う7,100万ドルの不利なEAC修正で営業利益17%減
- 実効税率が16.8%→15.0%に低下(研究税額控除増、IRSの企業代替ミニマム税ガイダンスの恩恵)
リスク・懸念
- マクロ経済・安全保障・政治/予算環境の不確実性(インフレ圧力、労働力・サプライチェーン問題、貿易政策変更)
- 米国政府の調達予算・歳出優先順位の変更、長期の継続決議(CR)や政府閉鎖のリスク
- 契約会計上の見積もり変更やコスト増加(インフレ、労働力不足、サプライチェーン混乱等)による収益性への影響
- サプライヤー・下請けの業績・ viability、原材料・重要鉱物の availability と価格変動