2026.07.23
木曜
好調なQ2、過去最高のFCFを達成し通期ガイダンス達成軌道に。金価格下落も力強いキャッシュ創出力を示す
- 金生産量は約130万オンス(帰属ベース)。前四半期比1%減少(Cadiaの地震イベント影響など)だが通期ガイダンス達成に順調
- 売上高61.18億ドル(前年同期比+15%)。純利益22.02億ドル($2.06/株)。調整後EPSは$2.10
- 過去最高の四半期FCF(フリーキャッシュフロー)22.05億ドルを記録。営業CFは29.24億ドル
- 金の平均実現価格は$4,414/oz(前期比$486下落)。By-product AISCは$1,621/oz(前期比58%増)
- 株主還元として前回決算発表以降に自社株買い17億ドル+配当を実行。期末の現金残高90億ドル、純現金ポジション34億ドル
会社ガイダンス
次四半期
2026年第3四半期の帰属金生産量は第2四半期とおおむね同水準を見込む。生産は第4四半期に偏重。ユニットコストは上方のサステイニングキャピタル増により上昇する見込みだが、副産物(特にPeñasquitoの銀)増加で一部相殺。開発資本支出も第3四半期に大幅に増加する見通し。
通期
2026年通期ガイダンスを据え置き。帰属金生産量526万oz(±5%)、Gold By-Product CAS $1,055/oz、Gold By-Product AISC $1,680/oz。サステイニングキャピタル$1,950M、開発資本$1,400M。銅生産102千トン、銀32Moz。実効税率33%。通期生産は下半期51%偏重、サステイニングキャピタルは下半期58%偏重。
背景・要因
- Cadiaでの地震イベント(4月)による生産停止と操業ダウンタイムが銅生産(前期比43%減)とコスト増に影響
- Ahafo South、Peñasquito、Yanacochaで計画鉱山順序による品位低下が金生産減少要因
- Lihir、Boddington増産およびPueblo Viejo JVからの出荷で減少分を一部相殺
- ガーナでのロイヤルティ増加、軽油価格上昇がCAS/ozの上昇要因
- 金・銀の実現価格下落が売上と純利益の前期比減少の主因
リスク・懸念
- Cadia地震イベントのような地質学的リスクが将来も操業に影響を与える可能性
- 金価格下落が収益とキャッシュフローに直接影響($100/oz下落で税前収益$505Mの影響)
- 為替変動リスク(AUD/USD、CAD/USD、MXN/USD感応度あり)
- Yanacocha水処理施設など大規模な原状回復費用(2026年約$850M想定、うち$550MがYanacocha)
- 運転資本の変動リスク - Q2の売掛金・買掛金好転が将来反転する可能性