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2026.02.05 · 木曜
4Q25売上は堅調も、ラスベガス・ストリップが逆風。通期ガイダンス未発表だが、管理陣は2026年の成長に強気
- 4Q25連結売上46億ドル(前年同期比+6%)、調整済みEBITDA6億3500万ドル(+20%)で増収増益
- MGMチャイナが堅調:4Q売上12億ドル(+21%)、調整済みEBITDAR3億3200万ドル(+30%)
- ラスベガス・ストリップが軟調:4Q売上22億ドル(-3%)、調整済みEBITDAR7億3500万ドル(-4%)。客室売上-11%、RevPAR-10%
- BetMGM北米ベンチャーが4Q25に1億3500万ドルを配当。通期売上成長率は2桁台(19%)で、デジタル事業が拡大中
- 2025年通期:調整済みEPS 3.31ドル(前年2.59ドル)。4Qの著しい利益成長は外国為替・投資損失の縮小が寄与
背景・要因
- MGMチャイナの景気回復:カジノ売上+23%、テーブルゲーム勝利金+20%、粗利率上昇(27.2%→25.6%)
- ラスベガスの弱体化:客室稼働率低下(91%→94%)、ADR下落(251ドル→271ドル)、スロット勝利金-1%
- 外国為替の影響:4Q25は為替取引損失1400万ドル、外国為替先物契約の公正価値変動で7000万ドル余の負担(前年同期は為替利益5200万ドル相当のゲイン効果)
- ノースフィールド・パーク売却(プレスリリースで言及)による資本効率の向上
- 調整項目:4Q25はのれん減損2200万ドル(前年同期はなし)、全年通じて2億7800万ドル(1.01ドル/株相当)
- 2025年通期:外国為替取引損失が4億3000万ドル発生(前年同期は利益)、デジタル事業はLeoVegasなど19%売上成長も損失継続
リスク・懸念
- ラスベガス・ストリップ市場の需要低迷:客室収入が通期-4%、RevPARが-10%に沈み、競争激化や宿泊需要不足が顕在化
- 為替変動リスク:特に中国(マカオ)事業で外国為替の影響が拡大。2025年は為替取引損失が通期で10億ドルを超える負担に
- MGMオオサカなど大型プロジェクトの実行リスク:日本・ドバイ展開の設計・時期・コスト面でのリスク明記
- デジタル事業の損失継続:BetMGMの利益性向上は進むもLeoVegasなど一部で依然赤字(-9000万ドル)。iGaming・スポーツベッティング規制の変化リスク
- サイバーセキュリティ:2023年9月の大規模侵害に言及、今後の情報システム稼働リスク
- マクロ経済悪化シナリオ:米国景気悪化や渡航需要の大幅減が業績に波及する可能性