2026.08.06
木曜
売上38%増と急回復でガイダンス超過、在庫正常化と歩留まり改善で営業レバレッジが強まり9月四半期も7-9%増収を見込む好調な回復局面
- 売上高は$1.485Bで前年同期比38.0%増・前期比13.2%増と、ガイダンス中央値($1.456B)を上回る好調な着地
- Non-GAAPベースのEPSは$0.76/株で、ガイダンス($0.67-$0.71)を大幅に超過。GAAP EPSも$0.37で黒字転換
- Non-GAAP粗利率は63.8%で前期から拡大、ガイダンスレンジの上限を上回る。在庫日数が185日から175日へ9日短縮
- Book-to-bill比率が1を大きく上回り、PCIe Gen6の設計採用が前期の6件から12件へ倍増しデータセンター向け需要の勢いが鮮明
- ネットデットを約$170M削減しバランスシートを改善。四半期配当は45.5セント/株を宣言
会社ガイダンス
次四半期
2026年9月四半期: 売上高は前期比7-9%増の$1.589-1.618Bを見込む(中間点で前年同期比約40.6%増)。Non-GAAP粗利率は66.0-67.0%、Non-GAAP営業利益率は38.5-39.5%、Non-GAAP希薄化後EPSは$0.91-0.95。設備投資は$20-25M。
通期
2027年度通期の設備投資は約$100Mを見込む。マクロ環境の鈍化に伴い工場拡張策の多くを一時中断し、通期を通じて設備投資を抑制する方針だが、生産能力と研究開発設備の選別的な拡充は継続。
背景・要因
- 需要改善・在庫の継続的な正常化・工場稼働率上昇により営業レバレッジが発揮され、粗利率と利益率が大幅改善
- 工場稼働率上昇、低稼働に伴う負担費用(underutilization charges)の縮小、経費管理の徹底が採算性とキャッシュ創出を押し上げ
- データセンター・コネクティビティ向け(PCIe Gen6)や主要エンドマーケット全体で顧客活動が改善
リスク・懸念
- 米国・世界経済(中国・欧州含む)の不確実性、インフレや金利変動、トランプ政権や米議会の政策・関税・地政学リスク
- 在庫水準の変動や短期的な受注への対応、需要や季節変動および受注キャンセルの可能性
- 第3者ファウンドリからのウェハー供給コストと供給能力、工場能力の追加確保の可否
- 為替変動、税制・関税制度の変更(CHIPS Act、One Big Beautiful Bill Act等)、株式価格変動