2026.10.22
木曜
AI需要で売上が前年同期比54%増・粗利率52.3%に改善、メモリー向け好調もガイダンス未開示
- 売上高は82.19億ドルで前年同期(53.24億ドル)比54.4%増、前四半期(67.22億ドル)比でも22%増加
- 粗利率は52.3%(前年同期50.4%、前四半期51.7%)に改善。営業利益33.84億ドル、営業利益率約40%
- 希薄化後EPSは2.19ドル(前年同期1.24ドル、前四半期1.81ドル)。純利益27.53億ドル
- システム売上は57.33億ドルで前年同期比62%増、カスタマーサポート関連は24.87億ドルで40%増
- 地域別では中国が28.86億ドル(売上構成比35%)で最大、韓国16.34億ドル、台湾14.82億ドルと続く
- 営業キャッシュフロー35.0億ドル、現金及び現金同等物は74.4億ドルへ増加。自社株買い10.2億ドル・配当3.25億ドルを実施
背景・要因
- foundry及びmemory市場セグメントの顧客による半導体製造装置への強い需要がシステム売上の増加を牽引
- AI向け電子システム需要がメモリー・非メモリー両セグメントの装置投資を押し上げ
- 粗利率改善は顧客・製品ミックスの好転と、高い事業量による効率改善による
- R&D費(6.66億ドル)・SG&A費(3.49億ドル)の増加は、収益性向上に伴うインセンティブ報酬と人員増加が主因
- カスタマーサポート関連売上の増加は非先端(Reliant)装置への投資とスペア部品売上の増加による
リスク・懸念
- 米中貿易摩擦・輸出管理規制(entity list、外国直接製品ルール等)が中国向け売上と競争力を制約する可能性
- 中国によるレアアース輸出管理(一部は2026年11月まで停止)が部材調達・供給網を圧迫するリスク
- 関税(鉄鋼・アルミ等)やインフレによるコスト増がマージンを圧迫
- AI関連需要の変動、顧客の設備投資時期の急変による業績変動リスク
- 限られた主要顧客への依存と顧客集中リスク
- 2026年2月に始まった米国・イスラエル等とイランの紛争による中東不安定化と原油・ヘリウム・臭素等の調達影響
- PFAS規制など環境規制の強化
- 実効税率の上昇(16.9%へ)と税務調査・税制変更リスク