2026.07.30
木曜
全セグメント増収で売上8%増、EPSは28%増加。国防予算追い風に受注残高過去最高の$42B。DoW戦略投資によるMissile Solutionsの設備拡充加速へ。
- 【売上高】第2四半期 $5,881M(前年同期比+8%)。全セグメント増収。年累計 $11,625M(前年同期比+10%)。
- 【EPS(希薄化後)】第2四半期 $3.13(前年同期$2.44、+28%)。年累計 $5.85(前年同期$4.48、+31%)。
- 【営業利益】第2四半期 $654M(前年同期$571M、+15%)。年累計 $1,306M(前年同期$1,096M、+19%)。
- 【セグメント別売上】SMS $2,966M(+14%)、CSD $1,943M(+4%)、MSL $1,054M(+14%)。全セグメント増収。
- 【受注残高(契約バックログ)】$42.0Bと過去最高水準(前年同期$39.9B相当)。12ヶ月以内に65%認識見込み。
会社ガイダンス
通期
2026通期の設備投資は約$600M見込み。実効税率については具体的な数値ガイダンスなし。年金制度への重要な拠出は想定していない。CPプログラムや信用枠を活用し、運転資金・設備投資・配当・自社株買い・債務返済を賄うに足る流動性があるとの見解。
背景・要因
- 全セグメントで増収。SMSはISRの機体プログラム増加と極秘プログラムの調達マイルストンが牽引。CSDは国際向けソフトウェア無線機器の出荷増加。MSLはミサイル・弾薬プログラムの生産量拡大が寄与。
- DoW(米国国防総省に代わる省庁)がAerojet Rocketdyne子会社に$10億の優先株式投資。MSLセグメントの施設拡張・研究開発・生産能力増強に充当。
- 第2四半期の純EAC調整が+$43Mの好影響(前年同期-$20M→改善)。全社のプログラム実行の改善が利益を押し上げ。
- 非サービス年金収益が第2四半期$75M(前年$73M)と安定。ネット投資益$73M(前年$6M)が大幅増加。
- 金利費用が前年比$23M減少(総債務残高の削減による)。自己株式取得は$525M(前年$822Mから減少)。
リスク・懸念
- 米国政府の予算・支出優先順位の変化。GFY2027予算編成サイクルの遅延と継続決議(CR)入りの可能性。
- サプライチェーンの混乱、インフレ、重要原材料(レアアース等)の調達制約リスク。
- 関税・貿易政策の変更。現時点で2026年業績への重要影響は想定していないが、継続監視中。
- NATO同盟国の国防費GDP比5%目標へのコミットメント実行リスク。国際売上の不確実性。
- 子会社(AXYV)のQIPO(適格新規株式公開)が2027年12月末までに完了しない場合、転換・買取価格に不利な影響が発生する可能性。