2026.08.05
水曜
売上・利益とも前年比増、M&Aが成長を牽引。両セグメントでマージン改善も、第2四半期はM&AやSYNLAB損失などで増収増益ながら純現金は減少。通期ガイダンス明示なし。
- 売上高は$3,731.1Mで前年同期比+5.8%(内訳: 有機成長4.2%、M&A純増1.2%、為替プラス0.4%)。6ヶ月累計でも+5.8%の$7,268.7M。
- 調整後ではない純利益は$298.7M(+25%増)、希薄化後EPSは$3.64(前年同期は$2.90相当)。6ヶ月累計EPSは$6.99。
- Dxセグメント売上は$2,900.7M(+5.5%)、セグメント営業利益$522.6M(+8.2%)でマージンは18.0%と50bp改善。BLS売上は$836.2M(+6.5%)、営業利益$142.2M(+15.3%)でマージン17.0%と130bp改善。
- 営業利益$451.6M(+14.5%)と営業利益率は前年同期比で改善。売上原価率は70.2%(前年70.3%)、SG&A率は15.5%(前年16.4%)といずれも改善。
- 6ヶ月間でEmpire City LaboratoriesやParkview Health Systems等の買収(合計$528.6M)を実施。また6/28に約$155Mのoutreach検査事業買収契約を締結、第3四半期完了予定。
背景・要因
- Dxは有機成長3.6%とM&A純増1.9%で+5.5%。件数は有機+1.8%、価格/構成比は+2.5%。
- BLSはCentral Laboratoryの有機成長6.2%と為替1.8%が増収に寄与した一方、ED(早期開発)の戦略的行動が1.4%押し下げ。
- セグメントマージン改善は有機成長とオペレーション効率が主因。
- 前年同期比のOther, net損失縮小($32.7M→$3.5M)が税引前利益を押し上げ。6ヶ月ではSYNLAB投資のEquity method loss拡大がマイナス要因。
- 為替換算調整は第2四半期に$39.1Mの損失(前年同期は+$156.6M)と大きな逆風。純現金は$390.5M減少し$141.8Mに。
リスク・懸念
- OBBBA(2025年7月制定)によるメディケイド等の規制・連邦資金変更で、将来保険カバー減少に伴い診断検査利用率低下の可能性があると認識(当面は重大な影響なしと評価)。
- SYNLAB投資に伴う持分法損失の拡大(6ヶ月間で$11.3M)が収益を圧迫。
- 利息費用が平均負債残高の増加で前年比+2.7%増。2026 Term Loan$750MやARファシリティ借入の拡大で変動金利エクスポージャー増。
- TxMedicaidの最高価格規制関連の訴訟(Texas最高裁で一審勝訴が復活)や、AMCA事件などの多数の訴訟・集団訴訟が継続。
- OBBBA等を含むヘルスケア規制・償還制度の変化、第三者ペイヤー方針の悪化の可能性。