2026.09.18
金曜
増収増益もアイデンティカル売上は0.2%とほぼ横ばい、自社株買い1,283百万ドルで1株利益15%増
- 売上高は346億21百万ドル(前年同期比+2.0%)。ただし燃料を除くと305億17百万ドルで0.5%減、燃料除く既存店売上(アイデンティカル)は+0.2%と低成長
- 営業利益は9億71百万ドル(同+12.5%)、売上比2.80%(+26bp)。純利益は6億41百万ドル(同+5.3%)、希薄化後EPSは1.05ドル(前年0.91ドル、+15.4%)
- 調整後EPSは1.09ドルで前年1.04ドルから+4.8%増。ただし調整後FIFO営業利益は10億76百万ドルで前年比1.4%減
- eコマース売上が前年同期比+14%。デリバリー需要が牽引
- 第2四半期に自社株買いとして10億69百万ドル(第2四半期末までに発行済みの平均59.32ドルで1,850万株超)を実施。LIFO費用は39百万ドルと前年62百万ドルから減少
会社ガイダンス
次四半期
該当期間(次四半期)の業績見通しへの言及なし。
通期
2026年通期の設備投資額は、建設仮勘定の変動を含みリース施設購入を除いたベースで2025年とほぼ同水準となる見込み。また2026年に自社スポンサーの年金制度への重要な拠出義務はないが、有益な場合は拠出を行う可能性がある。
背景・要因
- 燃料除く売上の伸び悩みは、Inflation Reduction Actの影響(-138bp)、ブランド薬からジェネリック薬へのシフト(-61bp)、Cyclospora集団感染の影響(約-35bp)、卵のデフレ(-30bp)が押し下げ要因
- 総売上増はガソリン小売価格の平均+25.3%上昇による燃料売上の+25.6%増が主因
- FIFO粗利率(燃料除く)は+13bp改善。eコマースの採算改善、サードパーティメディア収入増、薬局マージン改善、調達改善、関税還付(全て価格還元)が寄与。一方で輸送コスト増、シュリンク増、値引き強化が押し下げ
- OG&A比率(燃料除く)は+33bp悪化。人材への計画投資、医療費増、スーパー売上のデレバレッジが要因、コスト削減策とインセンティブ費用減が一部相殺
- 減価償却費減は2025年第4四半期のフルフィルメント網閉鎖による
- 純支払利息増は現金・一時的現金投資残高の減少による受取利息減
リスク・懸念
- Albertsonsとの合併契約を巡り、Albertsonsが6億ドルの解約手数料等を求めてデラウェア州衡平法裁判所に提訴。Krogerは支払義務なしと反論し反訴。公判は2026年10月19日開始予定
- オピオイド訴訟:州・地方政府等に最大12億ドル、先住民族に36百万ドル、弁護士費用等に約177百万ドルを支払う和解を締結。非参加州・地方や民間原告による訴訟は依然係属中
- オピオイド関連訴訟の最終的な損失額の範囲は現時点で合理的に見積もり不可能
- 売上・利益の目標達成は労働交渉、労働争議、失業率変化等に影響され得る
- 調整後実効税率は税制変更、係争中の税務案件、税額控除の控除可否等により予想と異なる可能性