2026.10.15
木曜
Q3暫定業績を公表、中国SNS混乱で最大100bpの逆風も通期見通しは前回予想と変わらず
- 2026年Q3(9月30日終了四半期)の暫定業績を8-Kで開示。確定値は11月5日発表予定
- 2026年通期見通しは前回予想と同水準を維持。オーガニック売上成長は競合カテゴリーの加重平均成長を約100bp下回る見込み
- 中国のSNS混乱による実現済み・潜在的な逆風が全社ベースで約100bp影響すると説明。加重平均カテゴリー成長率は直近12カ月ベースで約1.7%
- 調整後営業利益は恒常為替ベースで中一桁成長、継続事業の調整後EPSは高一桁成長を見込む
- Kimberly-Clark帰属の調整後EPSは恒常為替ベースで低一桁減の見通し。Kenvue買収など未確定の買収・売却・その他項目の影響は除外
会社ガイダンス
通期
2026年通期: オーガニック売上成長は競合カテゴリー・国の加重平均カテゴリー成長を約100bp下回る見込み。この主因は、中国のSNS混乱による実現済み・潜在的な不利影響が全社ベースで約100bpに達すると見ていること(加重平均カテゴリー成長率は直近12カ月ベースで約1.7%)。調整後営業利益は恒常為替ベースで中一桁成長。継続事業の調整後EPSは恒常為替ベースで高一桁成長。Kimberly-Clark帰属の調整後EPSは恒常為替ベースで低一桁減。なお、この見通しはマクロ環境次第で変わり得る前提に基づき、Kenvue買収を含む潜在的買収、売却、未識別・未定量の項目の影響は除外している。
背景・要因
- 中国におけるSNS上の混乱(ソーシャルメディア上の風評等)による実現済みおよび潜在的な不利影響が全社で約100bp
- 恒常為替ベースの指標で見通しを提示しており、為替変動が報告数値に影響
- 2024年に開始したTransformation Initiative(変革施策)に伴う費用と節減効果
- Kenvue買収など買収・売却関連の影響は見通しから除外されている
リスク・懸念
- 中国SNS混乱による需要・売上への影響が想定以上に拡大する可能性
- Kenvue買収に関するリスク(シナジーや便益が想定通り実現しない、想定した調達条件より不利になる、取引が予定通り完了しない、関連訴訟のリスク)
- Suzano S.A.とのInternational Family Care and Professional合弁取引に伴う多額の取引費用、市場の悪反応、規制・法的異議、事業混乱のリスク
- 2024年Transformation Initiativeの便益を実現できないリスク(事業・オペレーションの混乱、実施遅延)
- ウクライナ戦争、イラン戦争、地政学的緊張、政府の通商・関税措置によるサプライチェーン・商品コスト・消費者支出への悪影響
- 為替変動、原材料価格・入手可能性、サプライチェーン混乱、資本・信用市場の混乱、取引先のデフォルト、顧客嗜好の変化、異常気象など