10-Q
2026.05.08
金曜
保険・資産管理両輪で増収も、投資損益と非支配持分の変動でGAAPベースの純利益は減少。セグメント利益は堅調に拡大し、AUMは過去最高の7,579億ドルに到達。
- 総収益は43.2億ドル(前年比39%増)。保険収益が22.9億ドルと前年比倍増し全体を牽引。
- KKR株主帰属の純利益(GAAPベース)は4.05億ドル(前年同期は1.86億ドルの赤字)。1株当たり希薄化後EPSは0.38ドル(前年同期は-0.22ドル)。
- アセット・マネジメント部門のセグメント利益は13.2億ドル(前年比20%増)。手数料関連収益は堅調に推移。
- AUM(運用資産残高)は7,579億ドルと過去最高(前年同期比で約2,000億ドル増)。プライベートエクイティの未実現評価損が投資損益に影響。
- Adjusted Net Income(調整後純利益)は12.5億ドル(前年比21%増)。Adjusted EBITDAは16.5億ドル(同18%増)。
背景・要因
- 保険部門: 純保険料収入が5.62億ドル(前年比74%増)、純投資収益が19.9億ドル(同12%増)。グローバル・アトランティックの業績寄与。
- 資産管理部門: マネジメントフィーが7.60億ドル(前年比43%増)。AUM拡大に伴う残高ベースの手数料増。
- 実現パフォーマンス収入(キャリード・インタレスト等)が7.56億ドル(前年比117%増)。大口案件(Americas Fund XII, Asian Fund III等)の実現益。
- 投資損益(資産管理・戦略保有)は3.16億ドルの損失(前年同期は10.9億ドルの利益)。プライベートエクイティの未実現評価損が主因。
- 保険の投資関連損失は6.53億ドル(前年同期は14.4億ドルの損失と改善)。金利変動とクレジット・スプレッド拡大の影響。
リスク・懸念
- 金利変動リスク: 保険負債・資産の金利感応度が高く、+50bpsの金利上昇で固定インデックス年金の市場リスク便益残高が大幅に変動。
- クレジット損失リスク: 保険部門のモーゲージ貸出等に対する信用損失引当金が2.28億ドル(前年同期0.85億ドルから増加)。オフィス不動産や消費者ローンでの劣化。
- 為替変動リスク: 外貨建て負債・デリバティブを通じた影響。ヘッジ会計適用後もOCIへの影響継続。
- 保険負債評価リスク: 割引率変動や死亡率・解約率の前提変更が保険負債評価額に影響。