2026.07.24
金曜
Intel Productsの好調(DCAI売上59%増・CCPG13%増)がFoundryの赤字を補うも、エスクロー株式の時価評価損失12.5BドルがQ2純利益を直撃。通期ガイダンスの開示なし。
- Q2 2026 連結売上高 $16.1B(前年同期比+25%)、Intel Productsセグメント売上 $15.1B(同+28%)
- DCAI 売上 $6.3B(前年同期比+59%)、サーバーASP 48%上昇が主要因。CCPG 売上 $8.9B(同+13%)、クライアントASP 27%上昇
- Intel Foundry 営業損失 $2.1B(前年同期は$3.2Bの損失)で赤字縮小。18Aプロセスノードのミックス増で製品利益は悪化も、前期の$797M資産減損の反動で改善
- Q2純損失 $10.8B(前年同期$3.0B損失)。内、エスクロー株式の時価評価損失$12.5Bが巨額損失の主因。営業利益ベースでは$1.8Bの営業黒字
- 上期(H1 2026)営業CF $8.1B(前年同期$2.9B)と大幅改善。設備投資$6.2Bは前年同期$8.7Bから減少
背景・要因
- DCAI:サーバーASPが48%上昇(プレミアム製品ミックス+需要ベース価格設定)。ハイパースケーラー需要増で数量も9%増
- CCPG:クライアントASP 27%上昇(プレミアム製品ミックス)。数量は供給制約で8%減
- Intel Foundry:18A/3/4プロセスへのシフトでウェハーASP上昇。前期の$797M非キャッシュ資産減損の反動で営業損失改善
- エスクロー株式(Secure Enclave関連):自社株価上昇に伴いQ2に$12.5Bの時価評価損失を計上
- アイルランドSCIPのApollo持分49%を$14.2Bで買い戻し(4月8日完了)。これにより非支配持分が消滅
リスク・懸念
- 中東(イラン・イスラエル)紛争の激化:Intelはイランから標的リストに掲載。イスラエルのFab操業中断リスク(戦争・政治 violence に対する保険なし、設備は自己保険)
- 供給制約:工場内の能力制約と業界全体の基板・メモリ不足により市場需要>供給が継続。第2四半期にも数量減少の原因に
- 業界全体の供給制約は来年まで継続見込み。半導体製造に不可欠なヘリウムの世界的不足もリスク
- 中国・台湾情勢、米中貿易摩擦(関税・輸出管理)の不透明感
- Mobileye のれん残高$4.3B:Q1に$3.9Bの減損を計上済みだが、割引率1%の追加変動で追加$682Mの減損リスクあり