2026.07.23
木曜
Q2は想定を下回る決算—SoftwareとIBM Zが失速も、Consultingは堅調、通期ガイダンスに関する言及なし
- 売上高 $17,162M(前年同期比+1.1%、為替調整後も+1.1%)— 成長鈍化、想定を下回る
- 希薄化後EPS $2.27(前年同期$2.31、▲1.7%)。Operating(非GAAP)EPSは$2.93(同+4.6%)
- Software売上 $7,761M(+5.1%)だがTransaction Processingが▲8.1%とIBM Zの軟調を反映。Data(+18.9%)はConfluent貢献
- Infrastructure売上 $3,835M(▲7.4%)。IBM Zは▲42.0%と大幅減。一方Distributed Infrastructureは+37.3%と過去最高の四半期
- フリーキャッシュフロー $2.5B(前年同期$2.8B、▲$0.3B)。営業CFは$2.6B(前年$1.7Bから増加)
背景・要因
- 6月最終週に顧客の購買優先順位が変化し、大型案件のクローズが翌期にずれ込んだ。多くの顧客がサーバー・ストレージ・メモリーの供給制約懸念から調達を前倒しした
- IBM Z(メインフレーム)の想定以上の不振—z17は過去最強の立ち上がりだが、対前年での比較が困難だったことに加えQ2の短期的な需要シフトが重なった
- Confluent(2026年3月買収完了)の貢献によりData売上が+18.9%と大きく伸長
- 為替変動の影響は限定的。Q2の為替・ヘッジによる税前利益への影響は重要でなかった
リスク・懸念
- テクノロジー支出環境は依然としてダイナミック。顧客の購買行動の変化(大型案件の遅延・資金振り替え)が引き続きリスク
- IBM Zのサイクル動向—z17は好調だが、Transaction Processingを含むソフトウェアスタック全体に与える影響が大きい
- サプライチェーンの制約(サーバー・ストレージ・メモリー)により下半期の需要充足にリスク
- マクロ経済・地政学的不確実性が継続