2026.07.30
木曜
好調な取引収益とRVI連結除外益が寄与し増収増益、Convertible Notes発行で財務基盤強化も通期ガイダンスは非開示
- 【売上高】第2四半期(Q2 2026)総収益は13.08億ドル(前年同期比+32%)。6ヶ月累計でも23.75億ドル(前年同期比+24%)と着実に成長。
- 【純利益】Q2のRobinhood帰属純利益は5.61億ドル(前年+45%)。6ヶ月累計で9.11億ドル(前年+26%)。希薄化後EPSはQ2 0.62ドル(前年0.42ドル)。
- 【取引ベース収益】Q2は7.76億ドル(前年5.39億ドル)。内訳はオプション5.41億ドル、イベント契約1.56億ドル、株式1.29億ドルが大きく伸びた一方、暗号資産は1.00億ドルに減少。
- 【Funded Customers】2,840万人(前年比+7%)。Total Platform Assetsは3,687億ドル(前年比+32%)。Net DepositsはQ2で217億ドル、年間成長率28%。
- 【Adjusted EBITDA(非GAAP)】Q2は7.41億ドル(前年比+35%)。6ヶ月累計12.75億ドル(前年比+47%)。RVI連結除外益1.06億ドル等の一時項目を除いても好調。
背景・要因
- 【オプション収益増】1トレーダーあたりのオプション契約取引数が43%増加したことが牽引。
- 【イベント契約急伸】予測市場ビジネスの急加速により、前年は1,000万ドルだった収益が1.56億ドルに急増。
- 【株式収益増】1トレーダーあたりの想定元本取引高が56%増加し、株式リベート率も改善。
- 【金利収益増】マージン残高増加(期末216億ドル、前年同期比+129%)とクレジットカード事業拡大により純金利収益は3.89億ドル(前年比+9%)。
- 【RVI連結除外益】RVI(投資ファンド)の持分一部売却に伴い1.06億ドルの連結除外益を計上。
- 【暗号資産収益減少】暗号資産マーケットメーカーからのリベート率低下と取引ユーザー数減少(前年比-16%)により、Q2暗号資産収益は1.00億ドル(前年1.60億ドル)に減少。
リスク・懸念
- 【金利低下リスク】FRBの利下げが純金利収益に悪影響を与える可能性。Cash Sweep・社債投資等の利息収入が前期比で減少しており、低金利環境が継続すればさらなる逆風。
- 【PFOF規制リスク】SECの2024年9月最終規則(最小ティックサイズ・アクセスフィー上限等)の経過措置が2027年11月に延長されたものの、PFOF規制強化や業界構造変化が取引ベース収益に打撃を与える可能性。
- 【イベント契約訴訟リスク】スポーツ関連イベント契約を巡り複数の州・部族・個人から訴訟提起されており、連邦法の優位性が認められない場合、事業継続に支障をきたす可能性。
- 【暗号資産規制リスク】CLARITY法・GENIUS法等の法案審議状況により、ステーブルコインや暗号資産取引の規制枠組みが変化し、コンプライアンスコスト増や事業制限のリスク。
- 【レイオフの影響】2026年6月に全社員の約10%を削減するリストラを発表。生産性・従業員の士気に悪影響を及ぼすリスク。