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2026.04.23
木曜
Q1は受注好調・11%の調整後EPS成長も、中東混乱や事業売却関連費用でGAAPベースEPSは35%減。2026年通期ガイダンスは据え置き。航空宇宙スピンオフは6月29日に正式決定。
- 売上 $9.1B(前年比+2%)、有機成長+2%。受注は+7%増加しバックログは$38.3Bに拡大
- 調整後EPS $2.45(+11%)。GAAPベースEPSは$1.29(-35%)で、債務再編・保有資産減損・事業分離費用等を反映
- セグメント利益 $2.1B(+6%)、セグメントマージンは23.3%(+90bps)。全4セグメントで増益
- 航空宇宙テクノロジーズ売上 $4.3B(有機+3%)。防衛・宇宙が+4%、電子ソリューションが二桁成長。一時的な機械系サプライチェーン混乱が制約
- ビルディングオートメーション売上 $1.9B(有機+8%)。データセンター・ホスピタリティ案件が受注をけん引。業務用自動化(旧インダストリアルオートメーション)は有機+1%
会社ガイダンス
通期
2026年通期ガイダンスを据え置き。売上 $38.8B〜$39.8B(有機成長3〜6%)、セグメントマージン22.7〜23.1%(前年比+20〜60bps)、調整後EPS $10.35〜$10.65(+6〜9%)。営業キャッシュフローは従来$4.7B〜$5.0Bから$4.4B〜$4.7Bに下方修正する一方、フリーキャッシュフローは$5.3B〜$5.6Bで据え置き。設備投資は約$1.3B、スピンオフ関連支出約$1.8B、Flexjet訴訟関連支払約$0.4Bを見込む。
背景・要因
- プライシング施策と新製品投入が売上を牽引
- 中東紛争によるプロセスオートメーション&テクノロジー(PA&T)の活動減速が売上に一時的な影響(同セグメント有機成長-6%)
- PSS・WWSの保有資産減損($263M)、債務再編損失($239M)、事業分離関連費用がGAAPベース利益を圧迫
- 航空宇宙スピンオフに関連するストランデッドコストの早期除去がセグメントマージンを押し上げ
- WWS事業売却(AIP社へ)とPSS事業売却(Brady社へ)を発表、いずれも2026年下期完了見込み
リスク・懸念
- 中東紛争の継続による事業活動への悪影響(特にPA&Tセグメント)
- 航空宇宙部門における一時的な機械系サプライチェーンの混乱
- 為替変動・関税・インフレを含むマクロ経済・地政学的リスク
- 航空宇宙スピンオフおよび事業売却の実行リスク(条件充足・タイミング)