2026.07.30
木曜
製品売上52%増で総収入26%成長、営業利益率は33.7%に改善も通期ガイダンスは非開示
- 【売上高】Q2総収入は$2,048M(前年同期比+26%)。製品売上$773M(同+52%)がけん引し、サービス売上$1,275M(同+14%)も堅調。
- 【EPS】希薄化後EPSは$0.82(前年同期$0.57→+44%)。純利益$606M(同+38%)。
- 【営業利益率】33.7%(前年同期28.1%から+5.6pt)に改善。営業利益$689M(同+51%)。売上成長が費用増を上回るオペレーティングレバレッジ効果。
- 【キャッシュフロー】営業CFは$1,044M(同+131%)。フリーCF $966M(同+240%)。手元流動性は$4.47B。
- 【ビリングス】非GAAPベースのビリングスは$2,372M(前年同期比+33%)。繰延収益は$7,676M(前年12月末比+8%)。
会社ガイダンス
通期
2026年通期: 製品売上は前年比で継続成長見込み(前年同期比プラス)。営業利益率は前年比で小幅改善を見込む。製品粗利益率は2025年比で低下(ハードウェアコスト増)、サービス粗利益率は小幅低下(データセンター・SASE/SecOps投資)の見通し。設備投資は約$350M〜$550Mと予想。通期の売上高・EPSに関する具体的な数値ガイダンスは開示なし。
背景・要因
- 製品売上急伸(+52%)は、高パフォーマンス製品への需要増、AIインフラ関連の展開、技術アップグレード、値上げ効果によるハードウェア出荷台数増加が主因。
- EMEA地域が前年同期比31%増と全地域で最も高い成長率。全地域(Americas+23%、APAC+21%)で2桁成長。
- 製品粗利率は69.8%(前年同期67.4%から+2.4pt)に改善。値上げ効果がメモリチップコスト上昇を相殺。
- サービス売上はFortiGuardサブスクリプション(+13%)とFortiCareサポート(+14%)の両方が堅調に成長。
リスク・懸念
- メモリチップ(DRAM等)の世界的な供給不足により、生産・出荷遅延や調達コスト上昇リスクが継続。
- 米国関税政策の影響は現時点では限定的と見込むが、関税拡大や分類変更が生じればハードウェアコストに悪影響の可能性。
- 地政学的リスク(台湾海峡緊張・中東紛争・ウクライナ戦争等)がサプライチェーンや需要に影響を与える可能性。
- 2025年9月から株主集団訴訟(証券クラスアクション)が提起されており、第1四半期に統合修正訴状が提出済み。会社は一貫して否定しvigorouslyに防御する方針。
- 1.67Bドルの在庫購入コミットメント(前年12月末比+$857M)は、需要変動時に過剰在庫リスクを伴う。