2026.03.19
木曜
第3四半期は増収増益、通期ガイダンスを上方修正。FedEx Freightのスピンオフは6月1日に順調
- 売上高は240億ドル(前年比+8%)、調整後営業利益は16.2億ドル(同+7%)、調整後EPSは$5.25(同+16%)と好調
- 調整後営業利益率は6.7%(前年6.8%からやや低下)。Federal Expressの利益が牽引し、U.S. DomesticとInternational Priorityのイールド改善が寄与
- FedEx Freightはスピンオフ関連コストが重荷となりGAAPベース営業利益は800万ドルと激減(調整後は1.34億ドル)
- 通期(2026年度)調整後EPS見通しを$16.05-$16.85(前回$14.80-$16.00)に上方修正。Freightスピンオフ等除くEPSは$19.30-$20.10に引き上げ
- FedEx Freightのスピンオフは2026年6月1日予定通り。InPostへの共同出資買収提案も発表(€15.60/株、2026年後半クロージング見込み)
会社ガイダンス
通期
2026年度通期(FY2026)見通し:売上高成長率は前年比+6.0%〜6.5%(従来予想+5%〜+6%から上方修正)。MTM退職年金調整前の希薄化後EPSは$16.05〜$16.85(従来$14.80〜$16.00)。Freightスピンオフコスト・事業最適化・年度変更・国際規制事項を除く調整後EPSは$19.30〜$20.10(従来$17.80〜$19.00)。永久コスト削減額は10億ドル超(従来10億ドル)。実効税率は約24%(従来約25%)。年金拠出$275百万。設備投資は$41億以下(従来$45億)。
背景・要因
- U.S. DomesticおよびInternational Priorityパッケージのイールド(1本当たり単価)上昇が収益を牽引
- 米国国内のパッケージ数量増加が寄与
- 変革イニシアティブによる構造的なコスト削減が継続的に利益を押し上げ
- グローバル貿易政策変更の財務影響、MD-11運航停止、変動インセンティブ報酬・賃金率上昇が一部を相殺
- FedEx Freightはスピンオフ関連コストの増加と出荷減少(shipments -6%)により減益
リスク・懸念
- 年末調整(MTM)退職年金会計調整がGAAPベースEPS・実効税率に重大な影響を与える可能性
- グローバル貿易環境の不透明感と政策変更リスク
- 地政学的リスク(ロシア・ウクライナ、中東)、テロ活動の影響
- 燃料価格・為替変動リスク
- スピンオフや買収(InPost)が想定通りの効果を上げられないリスク