2026.10.08
木曜
中東情勢による原油価格上昇でQ3の当期税負担が約3億ドル増額、他の見通しは据え置き
- 2026年第3四半期の当期税金費用(current tax expense)見通しを、従来の5億4,500万〜6億4,500万ドルから8億3,500万〜9億3,500万ドルへ引き上げ。増額幅は約2億9,000万ドル
- 引き上げの理由は、中東情勢の継続により第3四半期に実現した原油価格(および通年で見込まれる価格)が8月4日時点の想定を上回ったため
- 8月4日に公表した第3四半期・通期2026のその他のガイダンスレンジについては更新も確認もしないと明言
- 第3四半期の商品デリバティブ決済による純受取額は4,000万ドル。Brent連動ガス販売契約は2027年1月の引渡し開始予定で、当期の受取はなし
- 第3四半期の指標価格はNYMEX WTI 平均85.68ドル/バレル、Henry Hub 天然ガス平均2.95ドル/MMBtu
会社ガイダンス
次四半期
2026年第3四半期の当期税金費用(current tax expense)は8億3,500万〜9億3,500万ドルを見込む(従来予想5億4,500万〜6億4,500万ドルから増額)。その他の第3四半期ガイダンスは更新・確認していない。
通期
通期2026については当期税金費用以外の項目の更新・確認は行っておらず、8月4日公表のレンジを据え置き。
背景・要因
- 中東紛争の継続に伴う原油価格の上昇により、実現価格が前提を上回り課税所得・当期税負担が増加
- デリバティブはマーク・トゥ・マーケット会計で処理。第3四半期はデリバティブ決済で純額4,000万ドルの現金受取
リスク・懸念
- 原油価格は中東情勢など外部要因に左右され、今回の税負担増は価格上昇の裏返しであると同時に、価格反転時には前提が変わり得る
- 実現価格はNYMEX価格に対し、受渡地点(ベーシス)、品質、収益調整により乖離する
- NGLの実現価格はエタン・プロパン・ブタン・天然ガソリン等の抽出構成と各成分市況に左右される
- 先物・スワップ等の金融商品デリバティブおよびBrent連動ガス契約はマーク・トゥ・マーケット会計のため損益が変動し得る