2026.08.04
火曜
原油価格高とUtica増産で売上57%増、純利益2倍超。通期ガイダンスも上方修正、堅調な決算
- 第2四半期の総売上は57%増の$86.2億(前年同期$54.8億)、純利益は約2倍の$27.2億(希薄後EPS $5.15、前年$2.46)
- 原油・コンデンセートの合成平均価格が51%上昇し1バレル$98.15に。原油系・NGL系生産がUticaを中心に増加(原油9%増、NGL 34%増、天然ガス39%増)
- 第2四半期の営業利益は$35.3億(前年$17.5億)。6ヵ月累計の営業キャッシュフローは77%増の$76.4億
- 2026年通期の設備投資予算は$63-67億。通期原油生産は前年比約5%増、総生産量は約14%増を見込む
- 株主還元が拡大。自社株買い枠を$100億から$200億に増額し、Q2に約$13億相当の自社株を買い戻した
会社ガイダンス
通期
2026年通期の探索開発・設備投資予算は約$63億-$67億(探鉱・開発掘削、施設、リース取得、資本化利息、ドライホール、その他PP&Eを含み、資産買収・ARO・非現金交換等を除く)。通期原油生産は前年比約5%増、原油・NGL・天然ガス合計の総生産量は約14%増を見込む。第1四半期時点の想定より原油価格高を織り込み、通期原油価格は前年より高い水準を予想。
背景・要因
- 中東情勢の緊迫により原油・コンデンセート価格が大幅上昇(NYMEX平均価格は前年同期比22%増の$82.57/バレル)
- 2025年8月に買収したEncino(Uticaプレイ)の生産寄与により、原油・NGL・天然ガス全体で生産量が大きく増加
- 天然ガス関連のBrent連動ガス販売契約によるマークツーマーケット益(6ヵ月で$130百万)も収益を押し上げ
- GP&TコストやG&A、利払い費用は増加したが、収入増を上回る水準
- デリバティブ契約は天然ガス価格下振れリスクを一部ヘッジ(2026年下期は$3.79/MMBtuのスワップ等)
リスク・懸念
- 原油・NGL・天然ガス価格のボラティリティが継続。中東情勢、関税・貿易政策、世界需給バランスが不確実要因
- 価格感応度として、原油価格$1/バレル変動で通期純利益に約$172百万の影響(税後)
- 天然ガス価格$0.10/Mcf変動で通期純利益に約$60百万の影響
- インフレ圧力(関税・地政学リスク)が操業コストや設備投資に与える影響を完全に相殺できる保証はない
- Encino統合や新規海外探鉱(バーレーン・UAE)のリスク、気候変動関連規制・政策の変化