2026.08.27
木曜
関税還付の恩恵でEPSが過去最高レベルの伸び、通期ガイダンスを引き上げ。ただし中身は還付頼みで本業の利益率改善は小幅
- 売上高は前期比+7.0%の約$49億。既存店売上は+3.7%(前年+6.5%の上乗せ)。客単価+3.3%、客数+0.4%
- 希薄化後EPSは$2.70(前年比+260%)。ただし関税還付の純効果による$1.31の恩恵を含む。Adjusted EPSは$2.70
- 営業利益率は900bp拡大の14.1%。ただしうち650bpは関税還付関連の恩恵。Adjusted営業利益率は890bp改善
- 第2四半期中に$605Mの自社株買いを実施。株主還元の継続。残り承認枠は$2.5B
- 通期2026年度Adjusted EPS見通しを$7.70〜$8.05へ引き上げ(関税還付の恩恵約$0.60を含む)
会社ガイダンス
次四半期
第3四半期(2026): 継続事業売上高$50〜51億(既存店売上+3.0%〜4.0%を見込み)。希薄化後EPSは$0.80〜$0.95。うち約$0.50は関税還付の再投資によるマイナス影響を含む
通期
通期2026年度: 継続事業売上高$205〜207億(既存店売上+3%〜4%を見込み)。約400店舗の新規出店と75店舗の閉店。Adjusted稀释EPSは$7.70〜$8.05。うち約$0.60は関税還付の純効果によるプラス影響を含む
背景・要因
- 関税(IEEPA)還付による一時的な恩恵がEPSに$1.31寄与。売上原価$369M、利息$14Mがプラス。粗利率は850bp改善のうち680bpが還付要因
- 粗利率の残り改善は関税率低下、shrink(棚卸減耗)改善、オキュパンシー・レバレッジが寄与。ただし販売構成が一部で悪化
- 通期累計では関税還付の純効果が$1.29のEPS恩恵。利益率改善には価格イニシアティブによる値入率向上や運賃低下も寄与
- Family Dollar売却(2025年7月完了)後のTSA(移行サービス契約)収入がQ2に$18M計上
- SG&Aは前期比40bp改善の29.2%。給与コスト低下が寄与するも、マーケティングや減価償却増が一部相殺
リスク・懸念
- EPS成長の大部分が関税還付という一時的要因依存。還付払いが一巡すれば利益率改善ペースは鈍化するリスク
- 現行・潜在的な関税およびその他の貿易措置の直接・間接影響が業績に影響する可能性(forward-looking警告に明記)
- traffic(客数)は+0.4%と低調で、通期累計では客数が-0.3%とマイナス。成長の持続性への懸念要因
- Tornado(DC 8)や自然災害関連の潜在コスト、訴訟などにより非GAAP調整項目が発生する不確実性