2026.08.05
水曜
売上7%増もEPSは前年比半減。経験事業(テーマパーク/クルーズ)とエンターテインメントが好調だが、A+E投資減損900百万ドルや前年のHulu税制特益の反動が重荷
- 四半期売上は7%増の$25.2B。サービス7%増、プロダクト6%増。Fubo・NFL取引が押し上げ要因
- EPSは$1.51と前年$2.92から約48%減。前年のHulu税制分類変更による非キャッシュ税制特益($3.3B)の反動と、今期のA+E投資減損が主因
- セグメント別: Experiences営業利益$3,017M(20%増)が好調。クルーズ船(Destiny/Adventure)就航や入場単価上昇が牽引。Entertainment営業利益も$1,680Mと64%増
- 反面、Sports営業利益は$858Mと17%減。NBA契約に伴う権利コストタイミングのズレや契約単価上昇が重荷。UFC権利は2025年12月に失効
- 四半期のリストラ・減損費用$900M(うちA+E投資減損$812M、退職金$88M)。営業キャッシュフローは$12.5Bで前年8%減
会社ガイダンス
通期
2026年度通期: 制作・ライセンスコンテンツ投資(スポーツ権利含む)は約$24B(前年度$23B)、設備投資は約$9B(前年度$8B)を見込む。自社株買いは2026年度に少なくとも$9Bを目標。Fubo・NFL取引に伴う非キャッシュ税負担が発生。
背景・要因
- 売上成長: テーマパーク入場料・リゾート/バケーション収入、Fubo・NFL取引(サービス売上に約2ppt寄与)、サブスク・アフィリエイト料金の増加
- EPS減少: 前四半期のHulu税制分類変更による非キャッシュ税制特益$3.3Bの反動、今期のA+E投資減損$812M
- Entertainment営業利益増: サブスク・アフィリエイト料金の伸び(料率3%、加入者3%、Fubo4%、為替1%)が牽引
- Sports営業利益減: 契約単価上昇、新規スポーツ権利費用、NBA契約更新による権利原価認識タイミングのズレ、UFC権利失効によるPPV収入減少
- Experiences伸長: クルーズ日数の増加(10%)、入場単価上昇(5%)・集客増(3%)、関税還付による売上原価の減少
リスク・懸念
- UFC等のスポーツ権利費用の増加と新規権利取得によるコスト上昇。特にNBA契約の権利費認識のタイミングずれ
- 再販・配給契約(運送契約)の更新リスク。NFL Network/NFL RedZoneがComcast Xfinityから配信停止、YouTube TVでも一時停止
- 訴訟リスク: 株式クラスアクション(2027年11月16日裁判開始予定)、アンチトラスト訴訟、多数の株主デリバティブ訴訟等
- 関税・貿易政策の影響。2026年4月にFCCが全テレビ局の早期ライセンス更新申請を命じ、対応が進行中
- 著作権満了(Steamboat Willie等)やAIツールによる不正利用・知的財産保護の困難化
- 季節性リスク。繁忙期(夏季)のハリケーン等によるパーク閉鎖が業績に比例的な悪影響を与える可能性