2026.10.23
金曜
増収増益でEPS 28.7%増、Corewell・Fresenius新関係が増収を牽引も1件当たり収入は4.2%減
- 売上高は3,097百万ドル(前年同期2,816百万ドル、+10.0%)。DISは3,035百万ドル(+10.2%)、DSは62百万ドル(+2.3%)
- 営業利益479百万ドル(前年同期386百万ドル、+24.2%)、営業利益率15.5%(同13.7%)。希薄化後EPSは2.78ドル(同2.16ドル、+28.7%)
- 検査依頼件数(レキジション)は14.5%増、うち9.5%はCorewell HealthとFresenius Medical Careの新規関係によるもの。これらを除くと件数は5%増
- 1件当たり収入は4.2%減(Corewell/Freseniusのルーティン検査比率が高い商談構成による)。両社を除くと+1.7%
- 9ヶ月累計では売上9,035百万ドル(+9.8%)、希薄化後EPS 7.86ドル(+19.6%)、営業キャッシュフロー1,486百万ドル(前年1,421百万ドル)
会社ガイダンス
通期
2026年通期の設備投資額は約550百万ドルを見込む(検査室設備・施設、検査室自動化、ITへの投資)。
背景・要因
- Corewell Health(ミシガン州、51%保有で連結化)とのCollaborative Lab Solutions、およびFresenius Medical Care透析クリニック向け検査拡大が件数成長の主因
- 売上原価は人件費上昇と検体数増に伴う消耗品費増で+188百万ドル。Invigorateプログラムのコスト削減が一部相殺
- SG&Aは+22百万ドル(人件費とProject Nova関連支出)。四半期の調整項目は純額でEPSを0.22ドル押し下げ(無形資産償却37百万ドル等)
- 実効税率23.7%(前年23.6%)。ストック・ベース報酬に係る税務上の超過便益6百万ドルが寄与
- 支払利息(純額)は61百万ドル(前年66百万ドル)。低利率の借換え(5.00%シニアノート500百万ドル発行、3.45%ノート500百万ドル期限前弁済)と現金残高増による利息収入増
- DS(リスク評価・ヘルスケアIT)は売上・利益とも前年並み
リスク・懸念
- 2026年10月22日提出のForm 8-Kに記載された事象の影響(本文に詳細なし、フォワードルックの注記で言及)
- マクロ経済の不確実性・変動、政府による調査・訴訟・民事請求の不利な結果、競争環境の激化
- 臨床検査の請求・償還・収益認識の複雑さ、政府の政策・規制(通商関連を含む)の変更
- 顧客・支払者・サプライヤー・戦略的パートナーとの関係変化、買収に関わるリスク
- AMCAデータセキュリティ事象に関する複数州司法長官の調査、Texas州司法長官からのCID、New York州司法長官からの召喚状など法務対応が継続
- Corewell/Fresenius関係による商談構成の変化で1件当たり収入が低下、売掛金回転日数が51日に増加(支払者構成変化)