2026.06.02
火曜
EPSが市場予想を上回り粗利率改善が寄与、通期EPSガイダンスを上方修正も売上高・既存店ガイダンスは据え置き
- 売上高は前年比+3.4%の107.9億ドル、既存店売上高は+2.0%(客数+1.4%、客単価+0.5%)
- 営業利益は+10.8%の6.39億ドル、営業利益率は5.92%に拡大(前年5.52%)
- 希薄化後EPSは+12.4%の2.00ドル(前年1.78ドル)— 自社見通しを上回る着地
- 粗利率は31.6%(前年31.0%)と65bp改善、在庫評価損・値下げの改善が寄与
- 営業キャッシュフローは7.16億ドル、四半期配当は1株0.59ドルを宣言
会社ガイダンス
通期
2026年度通期(2027年1月29日終了): 売上高成長率+3.7%〜4.2%、既存店売上高成長率+2.2%〜2.7%、設備投資14〜15億ドル。希薄化後EPSは7.20〜7.45ドルに上方修正(従来7.10〜7.35ドル)。実効税率は約24.5%(従来約25%)に下方修正。自社株買いは想定せず。約4,730の不動産プロジェクトを計画(米国約450店、メキシコ約10店の新店、約2,000店のProject Renovate改装、約2,250店のProject Elevate改装、約20店の移転)
背景・要因
- 売上は新店貢献と既存店成長が牽引。閉店影響で一部相殺
- 粗利率改善は在庫値入率の上昇、縮小(shrink)・在庫損傷の改善が主因。値下げ増加と輸送費上昇は一部相殺
- SG&A比率は25.7%(前年25.4%)に上昇。減価償却費・光熱費・固定資産税が増加、インセンティブ報酬減少で一部相殺
- 純金利費用は26.9%減少し4,720万ドル、債務削減効果
リスク・懸念
- マクロ経済リスク:インフレ・金利上昇・消費者債務増加・政府支援プログラム縮小
- 関税リスク:輸入関税の継続的上昇や不確実な関税環境が収益性と顧客の価格感応度に影響
- 競争圧力:価格・プロモーション・デジタル技術・AI活用競争の激化
- 天候リスク:第1四半期は厳冬の悪天候が業績に影響
- サプライチェーン・在庫リスク:在庫水準管理やサプライチェーン混乱の可能性