2026.05.06
水曜
Q1は総取引高・売上ともに30%超成長もGAAP純利益は減少、Q2ガイダンスは慎重ながら通期Adjusted EBITDAマージン改善見通し
- 総注文件数 9.33億件(前年同期比+27%)、Marketplace GOV 316億ドル(同+37%)、売上 40.4億ドル(同+33%)と3本柱すべてが力強い成長
- Adjusted EBITDA 7.54億ドル(同+28%)、しかしGAAP純利益は1.84億ドル(同-5%)と減少。Adjusted EBITDAマージンはGOV比2.4%と前年同期の2.6%から低下
- Deliveroo除くオーガニックベースではMarketplace GOV +24%、売上 +21%。Deliverooの統合進展でMAUと総注文件数の伸びが加速
- 米国DashPay会員の伸びが加速し、新規会員サインアップ数は過去最高。グロサリー/リテール部門も過去最高の新規消費者獲得
- 営業キャッシュフロー 5.94億ドル、フリーキャッシュフロー 4.20億ドル。株主還元として2月に50億ドルの自社株買い枠設定、これまで2.05億ドルを実行
会社ガイダンス
次四半期
Q2 2026: Marketplace GOV 324〜334億ドル、Adjusted EBITDA 7.70〜8.70億ドルを見込む。Dasherガソリン軽減プログラムの総コストは約5,000万ドル超と想定。
通期
通期2026年: Adjusted EBITDAのMarketplace GOV比率(Deliveroo除く)は2025年から若干改善を見込む。DeliverooはAdjusted EBITDAに約2億ドル貢献する見通し。株式報酬費用 約13〜14億ドル、減価償却費 約11〜12億ドル(うち取得無形資産償却約4.5億ドルを含む)。
背景・要因
- 総注文件数の増加がMarketplace GOVと売上を牽引。消費者数の拡大が主因
- Deliveroo買収効果:Q1のMarketplace GOV伸びの約13%pts、売上伸びの約12%ptsに寄与
- 為替変動がMarketplace GOVの前年同期比成長率に約2%上乗せ
- GAAP純利益減少の主因は減価償却費の増加(1.52億→2.69億ドル)とリストラ費用(100万→4800万ドル)
リスク・懸念
- 消費者支出の悪化が業績見通しを下振れさせるリスク
- 国際展開拡大に伴う地政学リスク・為替リスクの増大
- Deliveroo統合に伴う実行リスク・営業リスク(実際の成果がガイダンス前提から乖離する可能性)
- アナリストコンセンサスではなく会社見通しに基づくが、Q2のAdjusted EBITDAガイダンス中央値(8.20億ドル)はQ1実績(7.54億ドル)からは増加も、Q4実績(7.80億ドル)比では限定的