2026.08.03
月曜
Q4はERP移行の反動とGOJO買収費用で減益も計画線、FY27は有機売上成長への回帰と増益見通し
- Q4売上は前年比2%減の$19.5億。GOJO買収が約10pt寄与するも、ERP移行前の先行出荷の反動(約13.5pt)で有機売上は13%減
- Q4粗利率は前年の46.5%から41.3%へ520bp低下。GOJO在庫評価アップとERP関連出荷比較が各150bpの悪化要因
- Q4希薄化後EPSは$2.68→$1.34(50%減)。調整後EPSも$2.87→$1.66(42%減)、ERP関連出荷比較の影響は約90セント
- 通期FY26売上は5%減の$67.2億、有機売上8%減。調整後EPSは$5.53(28%減)。GOJO買収は2,026年4月に完了し健康衛生ポートフォリオが純売上の半分超に
- FY27見通しは純売上+13〜14%(有機+3.5〜4.5%)、希薄化後EPS $5.41-$5.71、調整後EPS $5.70-$6.00(+3〜8%)
会社ガイダンス
通期
FY27通期: 純売上は前年比+13〜14%(GOJO買収が約9.5pt、ERP在庫積み増し解消の反動が3.5pt超、有機売上+3.5〜4.5%)。粗利率は約42%(GOJO在庫評価アップの約20bp悪化含む)。販管費は純売上の約16%(GOJO取引関連コスト約40bpの悪影響含む)。広告・販促費は純売上の約10%。実効税率は約23%。希薄化後EPSは$5.41〜$5.71(前年比+12〜19%)、調整後EPSは$5.70〜$6.00(+3〜8%)。GOJO買収の取引関連コスト約29セントを含む
背景・要因
- ERP移行に伴う先行出荷の反動(前年四半期の在庫積み増しの解消)がQ4・通期の売上減の主因
- GOJO買収による在庫評価アップと統合コストが粗利率・EPSを圧迫
- コモディティコスト上昇と製造・物流コスト高がマージン悪化要因、コスト削減が一部相殺
- Internationalセグメントは為替が追い風(売上+4%、有機+1%)
- FY26の営業キャッシュフローは$981M→$612M(38%減)、Glad Venture Agreement解約支払いが主因
リスク・懸念
- 価格志向型の消費者とコスト変動の継続により、FY27も厳しい経営環境が続く見通し
- GOJO買収の統合リスク(B2Bモデルへの適応、チャネル競合、FDA規制製品へのエクスポージャー増、減損リスクなど)
- 関税や貿易摩擦、中東情勢等のマクロ・地政学リスク、原材料・輸送・人件費の上昇
- CEO後継(リーダーシップ交代)と買収でのキーパーソン確保・維持
- ERP移行や簡素化した運営体制といった変革イニシアチブの実行リスク