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2026.04.30
木曜
Q3は増益も売上横ばい、通期ガイダンスを大幅下方修正。GOJO買収・ERP移行の逆風とコスト高が重石
- 売上は16.7億ドルで前年同期比横ばい。有機売上は1%減
- 調整後EPSは1.64ドル(前年同期比13%増)。コスト削減と広告費圧縮が寄与
- 粗利益率は43.2%(前年同期比140bp低下)。製造・物流コスト増と unfavorable mix が主因
- 通期ガイダンスを大幅下方修正: 売上は約6%減(従来は低めの6〜10%減)、調整後EPSは5.45〜5.65ドル(従来は5.95〜6.30ドル)
- セグメント別: Household+3%、International+8%が好調も、Lifestyleは-9%と低迷
会社ガイダンス
通期
FY2026通期: 売上は約6%減(GOJO買収で約+3pt、VMS事業売却で-1pt未満、為替で+1pt未満)。有機売上は約9%減。粗利益率は250〜300bp低下。希薄化後EPSは4.78〜4.98ドル(前年比24〜27%減)。調整後EPSは5.45〜5.65ドル(前年比27〜29%減)。実効税率は約24%。広告費は売上比11%。販管費は売上比約16%。設備投資の明示的なガイダンスはなし。
背景・要因
- 製造・物流コストの上昇と unfavorable mix が粗利を140bp押し下げ
- ERP移行に伴う前年の先行出荷の反動(通期で約7.5ポイントの売上減、EPS約0.90ドル押し下げ)
- GOJO買収関連費用(通期で調整後EPSへ2〜4セントの希薄化、粗利に約60bpの逆風)
- コスト削減と販管費・広告費の抑制が調整後EPSの増益に貢献
- Internationalは為替の追い風(+6pt)と数量増で売上8%増
リスク・懸念
- 中東紛争に伴うエネルギーコスト上昇(粗利見通しに織り込み済み)
- 消費環境の厳しさと市場シェア回復の想定以上の遅れ(CEOコメント)
- GOJO統合リスク(想定どおりのシナジーが実現しない可能性、予想外のコスト)
- 為替変動・関税・地政学的リスク(中東・ウクライナ・米中対立等)
- ERP移行に伴う出荷変動リスク(先行出荷の反動が通期業績に大きく影響)