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2026.05.01
金曜
増収もGAAPベースEPSは減少、Base Business EPSは+7%増。通期ガイダンスは売上・EPS据え置きも粗利益率を下方修正(関税・PB撤退影響)
- 売上高は前年比+8.4%の$5,324Mと堅調。内訳は数量+1.1%、価格+2.2%、為替+5.1%。ただオーガニック売上成長は+2.9%で、PBペットフード事業撤退の影響▲0.6%を含む
- GAAPベースEPSは$0.80(前年$0.85から▲6%)。一方、SGPP費用等を除いたBase Business EPSは$0.97(前年$0.91から+7%)と増益を達成
- GAAP粗利益率は60.6%(前年60.8%から▲20bp)で、Base Businessでも同様に▲20bpの低下。通期見通しは「粗利益率は減少」に下方修正(従来は「増加」予想)
- 広告宣伝費は$734M(前年$668Mから増額)。営業キャッシュフローは$747M(前年$600M)、フリー・キャッシュフローは$609M(前年$476M)と改善
- 全世界の歯磨きシェア41.1%、手動歯ブラシシェア32.6%と引き続き市場リーダー。全カテゴリーと4/5地域でオーガニック成長達成
会社ガイダンス
通期
2026年通期:Net売上高は+2%〜+6%(為替は低一桁プラス影響を見込む)。オーガニック売上成長は+1%〜+4%(PBペットフード撤退影響含む)。GAAPベースで広告費は金額・売上比ともに増加、二桁EPS成長を見込む。Base Business(non-GAAP)ベースでは広告費増加、EPSは低〜中一桁成長。粗利益率はGAAP・Base Businessともに「減少」に下方修正(従来は「増加」予想)。なお関税は4月29日時点で発表・確定済みのものを前提とする。為替は現在のスポットレートをベース。
背景・要因
- 為替が売上高を5.1%押し上げ(主にラテンアメリカのハイパーインフレ影響)
- 価格ミックス全社+2.2%(Hill's Pet Nutritionは+3.8%と最大)が売上成長を牽引
- GAAP EPS減少の主因は戦略的成長・生産性プログラム(SGPP)関連費用$171Mの計上
- ラテンアメリカはNet Sales+14.8%、オーガニック+5.4%と好調。アジア太平洋もオーガニック+5.6%
- 北米のみNet Sales▲1.8%、オーガニック▲2.2%と軟調(数量▲3.2%)
リスク・懸念
- マネジメントは2026年もマクロ経済の不安定さとカテゴリー成長の鈍化が続くと予想
- 関税の影響(4月29日時点で発表・確定済みのものを前提としたガイダンス)が業績にリスク要因
- PBペットフード事業からの撤退がオーガニック売上成長に▲0.6%のマイナス影響
- 戦略的成長・生産性プログラム(SGPP)の拡大により、費用総額は$350M〜$550M(従来$200M〜$300Mから拡大)