10-Q
2026.05.06
水曜
HPS買収効果と市場上昇で売上・利益が大幅増加、GAAP営業利益率42%と大きく改善。非GAAPベース(調整後)でも増益。ガイダンスなし。
- 総収益は67億ドル(前年同期比+27%)。HPS買収効果と市場のプラス影響が牽引。
- GAAPベースの希薄化後EPSは14.06ドル(前年同期9.64ドルから+46%)。調整後EPSは12.53ドル(同+11%)。
- GAAP営業利益率は42.0%(前年同期32.2%から+980bps)。調整後営業利益率は44.5%(同+130bps)。
- 投資アドバイザリー・管理報酬(ベースフィー)は54億ドル(前年同期比+24%)。HPS関連の約2.3億ドルを含む。
- 運用資産(AUM)は13.9兆ドル(前期末14.0兆ドルから減少)。純流入1,297億ドルも、市場下落・為替影響で相殺。
背景・要因
- HPS Investment Partners買収(2025年7月完了)のフル四半期貢献:ベースフィー約2.3億ドル、プライベート市場のパフォーマンスフィーが大幅増
- 市場のポジティブ影響(ベータ効果)によるベースフィー増加
- テクノロジーサービス&サブスクリプション収入が5.3億ドル(前年同期+22%)、Preqin買収のフル四半期影響を含む約6,500万ドル寄与
- パフォーマンスフィーが2.72億ドル(前年同期0.6億ドルから+212百万ドル増)。HPS買収によりプライベート市場PFが特に急増(2.32億ドル vs 0.24億ドル)
- 営業費用は+9%。人件費増(HPS/Preqin従業員増加・業績連動報酬上昇)、販売費増加が主因。一方、条件付対価の公正価値変動が▲5.49億ドル(前年同期は+0.96億ドル)と費用を押し下げ
リスク・懸念
- 訴訟リスク:テキサス州連邦裁判所でBlackRock、State Street、Vanguardが石炭供給の人為的抑制を共謀したとの反トラスト法訴訟に直面。13州の司法長官が提訴。棄却申立ては大部分却下された。
- 市場リスク:AUMの大部分が市場連動型報酬のため、株価下落・金利上昇・為替変動が収益を直撃する。
- 規制資本要件:規制子会社において約22億ドルの純資本維持が必要。キャッシュの移転制約や税務コストが生じる可能性。
- 条件付対価リスク:GIPおよびHPS取引に関連する条件付対価負債が合計79億ドル。BlackRock株価や調達実績等の変動で損益が大きく振れる。