8-K
2026.04.28
火曜
中東紛争の逆風を受けつつも全指標で堅調、調整後EBITDAは19%増。Q2ガイダンスは慎重ながら通期は回復見込み
- 客室販売数(Room Nights)は前年比6%増の3億3,800万泊。中東紛争の影響を約2%ポイント受けたと推定。
- 総予約高(Gross Bookings)は15%増の538億ドル(固定為替ベースで約8%増)。売上高は16%増の55億ドル(固定為替ベースで約10%増)。
- GAAPベース純利益は225%増の11億ドル。調整後EBITDAは19%増の13億ドル。調整後EPSは14%増の1.14ドル。
- 調整後EBITDAマージンは23.3%(前年同期22.9%)に改善。純利益マージンは19.6%(前年同期7.0%)。
- 自社株買いを36億ドル(物品税除く)実施。残りの承認枠は182億ドル。25対1の株式分割を2026年4月2日に実行。
会社ガイダンス
次四半期
【2026年第2四半期】客室販売数成長2-4%、総予約高成長4-6%(固定為替ベース2-4%)、売上高成長4-6%(固定為替ベース2-4%)、調整後EBITDA成長4-6%、調整後EPS成長は低~中10%台を見込む。為替レートは売上高に約2%のプラス影響を見込む。中東紛争の影響が6月末まで続く前提。
通期
【2026年通期】総予約高成長は高1桁~低2桁%、固定為替ベースの総予約高成長は高1桁%、売上高成長は高1桁%(固定為替ベースは中~高1桁%)、調整後EBITDA成長は売上高成長よりやや速いペース、調整後EPS成長は低~中10%台を見込む。為替レートは売上高に約1.5%のプラス影響。中東紛争の影響は6月末まで続き、下半期に回復するとの前提。
背景・要因
- 中東紛争の影響で客室販売数成長率は約2%ポイントのマイナス影響。総予約高も同程度の影響。
- 売上高成長は為替変動の追い風もあり(Q1で約6%ポイントのプラス影響)。
- 固定為替ベースでは客室販売数・総予約高・売上高ともに中東紛争の影響を除けば堅調。
- 調整後EBITDAの大幅増益は、前年同期に計上された転換社債関連費用(3億9,200万ドルの債務割引償却等)の反動減や、訴訟和解益(8,900万ドル)などの一時要因も寄与。
リスク・懸念
- 中東紛争の直接・間接的な影響が続けば、旅行需要の中東方面・域内ルートの変動や欧州-アジア間の主要交通回廊の混乱が継続する可能性。
- 中東紛争の長期化により、ジェット燃料価格変動、航空会社の輸送力削減、旅行者心理の悪化など、より広範なインフレ圧力や旅行バリューチェーン全体への逆風リスク。