2026.09.04
金曜
既存店売上好調で増収増益、家具家電分野とAIグラス/家電がけん引。粗利率改善も相殺する低マージン商品や通期見通しの不確実性に注目
- 第2四半期(2026/8/1までの3カ月)売上は97.8億ドル(前年比+3.6%)、既存店売上(Comparable Sales)も+4.1%と好調。6カ月累計売上は187.2億ドル(+2.8%)
- 第2四半期の希薄化後EPSは1.48ドルで前年0.87ドルから大きく増加。調整後希薄化EPSも1.47ドル(前年1.28ドル)
- 粗利率は23.9%で前年23.2%から改善。ガーミン型のMarketplace/Ads成長とIEEPA関税還付34百万ドルが寄与
- 主力けん引はコンピューティング、ホームシアター、AIグラス、トレーディングカード。伝統的ゲーム分野は減退で足かせ
- 業績改善: 6カ月累計の純利益は5.91億ドル(前年3.88億ドル)。営業利益率も4.2%(前年2.6%)へ上昇
会社ガイダンス
通期
本10-Qでは通期ガイダンスへの具体的数値の言及はなし。ただし経営陣は年内に国内のBest Buy店舗を2店舗追加するとし、売上増にも成長戦略(スペシャリティ専門性向上、流通企業との連携、フルフィルメント改善)に注力する方針を示す。安全港湾条項にはマクロ・関税・消費者需要など多数の不確実要因が列挙され、業績見通しには上方・下方リスクが存在
背景・要因
- 既存店売上がコンピューティング・モバイル(+6.8%)、家電(CE、+5.6%)、AIグラス、トレーディングカードなどで増加。伝統ゲーム分野は減少
- IEEPA関税還付(第2四半期に34百万ドル計上、9月2日に追加41百万ドルを第3四半期計上予定)が粗利率を押し上げ
- Best Buy MarketplaceとBest Buy Adsの成長、サプライチェーンコスト低減もな粗利率改善に寄与
- 調整後SG&Aは従業員報酬やMarketplace/Ads投資増で増加(国内セグメント)
- Internationalセグメントは第2四半期に既存店売上-1.8%(ゲーム減退と円/カナダドル安の為替影響)+為替で売上約12百万ドルの逆風
リスク・懸念
- マクロ経済圧力(GDP成長、インフレ、金利、住宅市況、消費者信頼感)と地政学的リスク(関税引き上げ・貿易協定見直し等)が需要に影響
- 関税・貿易政策の今後の展開が不確実で、将来の業績やキャッシュフローへの影響を予測不能
- 製品ライフサイクルの変動・技術進歩・消費者嗜好の変化(例:伝統ゲーム市場の減退)
- サプライチェーン途絶、主要ベンダー・携帯キャリアへの依存、AI活用を含む競争激化
- 第4四半期(ホリデーシーズン)への業績・キャッシュフロー依存度が高い季節変動」に伴う集中リスク