10-Q
2026.07.31
金曜
主力4事業すべてが増収増益、純利益が前年同期比27%増。投資銀行手数料と株式トレーディングが急伸し、資本増強で強固なバランスシートを維持。
- 2026年第2四半期の総収益(純利息+非利息)は$31,558Mで前年同期の$27,443Mから15%増。純利益は$9,074M(前年同期$7,170M)と27%増加した。
- 希薄化後EPSは$1.21(前年同期$0.90)に大幅改善。ROAは1.03%、有形自己資本利益率(ROTCE)は17.03%に上昇した。
- 投資銀行手数料が$2,138Mと前年同期の$1,428Mから約50%急増。Global Marketsの株式トレーディング収益は$3,622Mと前年同期の$2,133Mから約70%増えた。
- 純利息収入(NII)は$15,997Mと前年同期の$14,670Mから9%増。NIMは非有利息負債の影響で2.08%に拡大した。
- CET1比率(Standardized)は11.2%、規制上最小値は10.0%を上回り資本は強固。総平均流動性ソースは$947Bと潤沢。
- 配当は1株$0.28を継続。2026年第2四半期(4-6月)に約1.12億株を平均$53.55で自社株買いした。
背景・要因
- Global Marketsの投資銀行手数料と株式トレーディング収益の急伸(IB手数料+50%、株式+70%)が最大の牽引役
- Global Wealth & Investment Management(GWIM)の投資・証券ブローカレッジ収益が17%増、クライアント残高も$4.93Tへ拡大
- 金利環境下で純利息収入(NII)が9%増、預金スプレッドが3.08%へ拡大
- 信用コストは総引当率が緩和し、与信引当金計上(Provision)は$1,366Mと前年同期の$1,592Mから減少
- ローン残高が$1.22Tへ拡大(前年同期比)とコンシューマー・コマーシャル双方で貸出増加
リスク・懸念
- 営業費用(非利息費用)は$18,627Mと前年同期の$17,183Mから8%増加。中でも報酬・ベネフィットが$10,987Mと増加しコスト圧力がある
- クレジットカードのネットチャージオフ額が$919M(比率3.55%)と高水準。カード部門の信用劣化リスクが続く
- 金利リスクは+200bpsの瞬間シフトで約$5.5Bの経済価値低下が試算され、金利変動に対する感応度が高い
- 総合的其他包括利益(OCI)は6ヶ月で-$1,507Mと悪化し、累積OCIは-$12,033M。金利上昇局面での有価証券価値低下リスクがある