2026.04.30
木曜
AWS急伸が牽引、全事業好調で通期展望も強気。Q1売上17%成長、営業利益は30%増加
- Q1売上は1,815億ドルで前年同期比17%増。AWS売上は28%増の376億ドル、北米小売12%増、国際事業19%増
- 営業利益23.9億ドル(前年18.4億ドル、+30%)、営業利益率は13.1%に改善。AWS営業利益は141.6億ドル(+22%)
- 希薄化後EPS2.78ドル(前年1.59ドル、+75%)。純利益302.5億ドル(前年171.2億ドル、+77%)。Anthropic投資評価益が寄与
- 設備投資は432億ドル(前年243億ドル、+78%)。AWS成長と人工知能基盤構築に注力
- Q2ガイダンス: 売上194~199億ドル(前年同期比+16~19%)、営業利益20~24億ドル(前年19.2億ドル)。初期条件に基づく慎重見通し
会社ガイダンス
次四半期
Q2 2026通期見通し: 売上194~199億ドル(前年同期比16~19%成長)。為替の約10ベーシスポイント(bp)の逆風を織り込む。営業利益は20~24億ドルを見込む(Q2 2025は19.2億ドル)。Prime DayはQ2開催予定。事業買収・リストラ・和解等の追加的な構造変化は想定していない。
背景・要因
- AWS売上28%増: 顧客利用増、長期契約の価格低下が一部相殺
- 北米・国際事業の単価向上と第三者販売者売上増: 価格と利便性の継続的改善、高速配送提供
- 営業利益率改善: 物流効率化と技術インフラ投資の効果
- 為替相場: 国際事業売上に+2.5億ドルの好影響、営業利益には相殺効果あり
- Anthropic保有株式評価益+12.3億ドル: 市場価格上昇反映。別途OpenAIへ15億ドル投資実行、コミットメント35億ドル追加
リスク・懸念
- マクロ経済・地政学: インフレ・金利変動・為替変動・タリフ政策・資源サプライチェーン・中国・インド規制への不確実性が需要予測と事業展開に影響
- データセンター爆発事例: Q1中東データセンター被害が472百万ドルの特別損失。以降の運用リスク継続
- 競争激化: AI・機械学習技術での競争増加、新規事業・地域での利益化リスク
- 人工知能投資採算: 大規模AI基盤投資の回収見通し不透明。利益化時期・効果が予測困難
- 国際事業規制リスク: 中国・インド政府の所有制限・ライセンス規制・課税問題(特にインド税務当局の異議あり)
- 労働力確保: 労働市場逼迫による給与上昇・配置困難。労働組合化の可能性
- 税務紛争: インド・ルクセンブルク等での追加課税リスク、複数司法管轄での監査対象